全国社会人サッカー選手権準決勝vsヴェロスクロノス都農
<スタティングメンバー>
GK:佐久間幸一
DF:笠島哲太,藤岡 優也,飯澤良介
MF:石原 大樹,上松 瑛,上中柊司,武智 悠人,平野 貫路
FW:村上 弘有,井上 翔太郎
<ベンチスタート>
GK:谷口 裕介
DF:小泉 隆斗,加藤 大育
MF:伊川 拓,冨樫 凌央,二瓶 翼
FW:林 容平
この3日間から大きく選手を入れ替えての準決勝。上中、武智がシーズン初の公式戦出場でスターティング。
これまでの4バックを3バック、ボランチの中心を上松にすえての布陣。お互い無得点の前半であったが、後半残り10分で井上が得点して逃げ切った。
明日は決勝戦に臨む。
<前半>
このメンバー構成での公式戦は初。練習でも行ったことがないが、「だからそこ一人ひとりが必死に戦わないと勝てない。自分のやるべきことをしっかりやりきるように」と都並監督が送り出した。
立ち上がりは都農のペース。浦安は少し浮足立った対応で思い切ったプレイに入れない選手もおり、攻め込まれる。
浦安のクリアボールを相手が拾って左右の大きく開いたウィングにボールを送り、そこからクロスを入れて来る。
ボランチの上松を中心になんとかはじき返す。15分もすると浦安が落ち着きだし、初出場の上中と武智も積極的にボールにアタックに行き始める。
すると左サイドの平野からチャンスが生まれ始める。村上と井上の2トップにボールが入り始める。石原が右サイドから上がりこぼれ球を拾う。ここを起点に村上がシュートを放つ。
都農も高い二人のCBが簡単にはシュートを打たせない。ボールを奪うと10番の選手が素早いドリブルで駆け上がり左右に散らして一気にゴールに迫る。
それぞれがシュートチャンスを得ながらも無得点で前半を終了。
<後半>
都農はナイジェリア出身の選手を前に投入。フィジカルがあがり、ロングボールへの対応力が上がる。ここには上松と笠島が体をぶつけてしのぐ。
都農が後半20分までに4人交代をするが浦安は動かない。
相手の危険な侵入も上松が体を入れて、時にはファールを犯しながらも止める。右サイドからの侵入には藤岡がしっかりと体を使う。相手のシュートも枠を外れてくれる。
何度か村上にチャンスが訪れるが決めきれない。
そして後半31分、上松がボールを得るとスルスルとドリブルで持ち上がる。左サイドに張っていた平野にパス。平野がゴール前にクロスを上げると、飛び込んだのは井上。ヘディングが完璧にヒットしてボールがゴールネットを揺らす。均衡を破った。
直後に上松に代えて伊川。
相手も得点をするしかなく、大きなボールをドンドン前に放り込んでくる。その対応で武智と飯澤が相次いで足を痛めて倒れこむ。
代わりに投入されたのが小泉と加藤。二人の投入もあり、残り10分の相手の猛攻を跳ね返しながら試合終了。
都並監督コメント:普段試合での出番の少ない選手が出場しましたが、自分の役割を果たして素晴らしいプレイをしたと思います。ここまで来たら絶対に優勝をしたいので最後まで応援よろしくお願いします。