JFL 2nd. Stage第2節 vs 奈良クラブ
2016.06.26 Sun 13:00~ Kickoff
奈良市鴻ノ池陸上競技場
0 ブリオベッカ浦安
0 前半 1
0 後半 1
試合終了
2 奈良クラブ
前日の雨が嘘のように晴れ上がった奈良市鴻ノ池陸上競技場。
気温も上昇し、暑い中での試合となった。
試合に先立ち、奈良クラブの佐藤選手がJFL通算100試合出場でセレモニーが行われた。ブリオベッカ浦安にも出場を続ければ100試合出場の可能性がある選手がいる。良い刺激になる。
スターティングメンバー GK 中島 DF 西郡、笠松、秋葉、板倉 MF 矢部、村田、上松、富塚 FW 田中俊哉、竹中。控え選手は本吉、宮林、坂谷、南部となった。
負傷の田中貴大に代わって板倉が左サイドバックに入った。
暑さのせいか、全体としてゆったりとしたリズムで試合が開始された。
前半7分のこと、右からのクロスボールがふわりと上がり、GKの頭をかすめて反対側にこぼれたが、これがゴールポストに当たる。ちょっと回転があれば入ったかもしれない。
その直後、左から竹中が持ち込み、田中俊哉と小さくパス交換をしながらゴール前に。そのままシュートに持って行こうとするが決められない。
前半12分には今度は右サイドから田中俊哉が持ち込み、センターで竹中が受ける。ゴールは目の前ながら相手DF二人に体を寄せられてシュートを打てない。
ただ一方的に攻めているわけではなく、奈良クラブもパスをつなぎながらボールを上手く運んでくる。
前半15分にたまらずゴール前でファール。相手に絶好の場所でフリーキックを与えてしまう。なんとかコーナーキックに逃れる。
このまま互角で試合が進む。中盤でのお互いのパス交換を主体にする両チーム。これを奪った方が攻撃に転じる。
そして前半29分、右サイド(相手左)からクロスを防ごうとしてボールが手に当ってしまいPKの判定。これを決められて0−1となる。
前半残り5分にブリオベッカ浦安が怒涛の攻めを見せる。相手チームはほぼペナルティーエリアに入り込み防戦。ブリオベッカ浦安は細かいボールを繋いでなんとかゴールマウスを開けようとする。竹中のシュートは跳ね返され、富塚のシュートはGK正面となり得点に至らず。
前半は0−1で終了。
後半もほぼおなじペースで試合が進む。奈良クラブは中盤で少ないタッチでボールをつなぐことが出来る。それに対してブリオベッカ浦安は少し引いてボールをつなぎながら、サイドへのチャンスを狙っている。
10分を過ぎるとそのリズムに乗り始め、段々とサイドからのクロスが機能し始める。しかし好事魔多し。一瞬ボールを奪われると奈良クラブがロングフィード。前線の選手がブリオベッカ浦安のDFの隙を出入りしながら前に走りだす。ブリオベッカ浦安の選手は「当然オフサイド」という思いで追いかけないが、副審の旗が上がらない。相手選手はGK中島と1:1となり、前に出てきた中島の頭を超えたループシュートを決める。オフサイドは認められず得点が認められた。これで0−2。
後半23分、富塚に代えて池田を入れFWの選手を増やす。池田はペナルティーエリアで長身を活かしてボールを止め、なんとかシュートに結びつけるが相手DFは崩れない。
後半30分前後は守りに入った奈良クラブに対して攻め続ける浦安。村田、池田、上松と立て続けにシュートを放つが決まらない。
後半38分には田中に代えて坂谷。後半44分には上松に代えて南部。しかしこれらの交代も功を奏さない。奈良クラブの守りの集中力が全く途切れない。
アディショナルタイムには相手にコーナーキックを与えてしまい、ボールキープをされ時間が過ぎる。
結局得点を取ることが出来ずに0−2で試合終了。
攻めることが出来た時間帯もあり、ブリオベッカ浦安の良さが出た場面もあったが、攻撃にスピードがないため相手を崩すところまではいかなかった。
暑さと湿気のせいもあるのか、それは奈良クラブも同じだったかもしれない。しかし勝負を分けたのは執念だと思う。奈良クラブはセカンドステージ優勝をしてJ3に昇格という強い目標があり、多くの応援サポーターが途切れることなく大きな声援を送る。
その強い思いがPKを引き出し、オフサイド気味(オフサイドではない)な動きでしっかりと相手を翻弄した。
ブリオベッカ浦安はこれで6連敗。チームの雰囲気も心配になる。けが人が出続けたことを気にしていても仕方がない。愚直に我々が目指すスタイルを信じてサッカーを続けるしかない。そしてそれが機能するまで何度でもやり続ける。
次のホームゲームで応援に来ていただく皆様に喜んでもらうしかないと思う。
<今節>
なし
<累計>
竹中 11点
田中俊哉 2点
南部 1点
坂谷 1点
相馬 1点
田宮 1点
(相手オウンゴール2点)