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全国地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンド札幌蹴球団戦

2015.11.06 Fri 13:30~ Kickoff

中津総合運動場サッカー場

6 ブリオベッカ浦安

2 前半 0

4 後半 0

試合終了

0 札幌蹴球団

BRIO2015-202
全国地域サッカーリーグ決勝大会が始まった。ブリオベッカ浦安は大分県の中津市にて3試合を行う。
その開幕戦となる1戦は北海道リーグで優勝をした札幌蹴球団。
初戦はいつも緊張する。本来の力が発揮できるかどうか。全社、KSLカップと結果を残せず、しかし調整はしっかりと行った。
スタートはGKに本吉、DFが秋葉、笠松、山崎、田中貴大、MFに村田、矢部、清水、上松、FWが竹中、田中俊哉だ。本吉は今季加入でこれまで出場機会が少なかったが、この1ヶ月で非常に力をつけてきた。経験のなさはあるが、若さとしっかりしたコーチングが買われた。
前半3分に村田のコーナーキックを竹中がヘッドで合わせて得点。斎藤監督は試合前に「この大会は守備が重要だ!」と檄を飛ばしたが、選手は攻める気持ちを抑えられないといった様子。それもそのはずだ。岩手県で全社は初戦敗退。全く力を発揮できずにその日のうちに浦安に帰ることになった。あの悔しさをここで力に変えている。
そして前半30分。攻められていたが、ボールを奪うと秋葉がセンターにロングフィード。このボールが正確に竹中の頭に届く。技ありのヘディングゴールが決まり2得点目。
後半はほぼブリオベッカ浦安の一方的な展開に。札幌蹴球団がセンターにリソースをかけ、しっかりとした守りに入ったため、攻める時間が増える。細かいパスを繋ぎシュートを打ち込む。
後半19分。ゴール前で繋いだボールがゴール左サイドにいた清水に渡る。清水はGKの動きを見ながら冷静にゴールに蹴りこんだ!
清水は昨年のこの大会で3ヶ月入院をする大怪我をした。手術後リハビリにつとめ、夏にようやく試合に出るようになった。後半残り10分間の出場から始まり、徐々に出場時間を増やしこの大会ではスタートメンバー入り。
そして1年後の今日、見事にゴールを決めた!帰ってきた清水康也!執念のゴールだ!
3日間の試合を考慮して直後に清水は坂谷と交代。坂谷が入ることで更にゴール前のつなぎに拍車がかかる。
後半25分。左サイドから田中貴大が突破し、これをゴール前にパス。それを田中俊哉が相手DFと競りながら右足を当ててゴール。
このあと竹中と岩永が交代。応援団から定石の「がんちゃ〜ん!」コール。愛されるキャラクターのがんちゃんが走る。
後半36分、右からの村田のコーナーキックを高い打点で笠松がヘッドで決める。
後半41分、坂谷が切り込みゴール前にボールを上げる。がんちゃんがGKと競り、こぼれたボールを再びがんちゃんが田中俊哉にパス。ゴールを狙えないと判断した田中俊哉が左サイドの上松に「チョン」つなぎ、上松が倒れ込みながら足を出してゴールを決めた。
これで6−0。
札幌蹴球団はつなぐサッカーで、ブリオベッカ浦安と似た形。この試合は大きなボールが少なく、お互いにミスの少ないパスワークで観客を沸かせた。
主審の声がよく観客席まで聞こえる会場。ジャッジが正確で、選手への気配りを感じさせられた。
これで勝点3となり、同グループでは新日鐵住金大分がPKを制して勝点2で2位。バンディオンセ加古川が勝点1で3位となっている。