関東1部リーグ前期4節 tonan前橋
2015.04.26 Sun 13:30~ Kickoff
NTT図南スーパーG
0 ブリオベッカ浦安
0 前半 0
0 後半 0
試合終了
0 tonan前橋
関東リーグでの本当の遠征はこの群馬と翌週の栃木だろう。GWにかかる今週から渋滞が予想され、13:30キックオフにもかかわらず浦安を出発したのは6:45と早朝。移動による疲労、初めてのグランド、暑さがこの日の敵に加わる。更にピッチはまだ整備中で芝が薄く、砂で補強されている。ピッチアップを見ているとゴロのパスボールが弾みながら来るのでトラップがうまく出来ないようだ。そんなピッチの条件も試合を左右するだろう。
監督はこのピッチを確認して戦術を大きく変えた。細かく、素早いパスをつなぐサッカーを封印し、なるべくボールをゴール方向に蹴りこむ。そしてスピードを活かして攻めこむ。守りでもあまり繋がずにできるだけリスクを減らして前に送る。ゴール前でイレギュラーしての失点を懸念してのことだ。
選手もそれを理解しており、きわどいパスを多用せずに、ボールを前に送る。tonan前橋のサッカーもリクスを抑えて前に蹴る。それを強いフォワードが一気に攻め立てるスタイル。結果、お互いのボールが空中を飛び交うこととなった。しかしいつも同じ芝の長さで均等なピッチで練習をしているのとは違い、正確なボールを送ることもまた至難の業となった。
浦安伝統のスピードを加えながらボールをつないで攻め立てるサッカーが全く鳴りを潜めた状態。しかし先に書いた相手チーム以外との戦いを考えるとこれは正しい戦術であることは間違いないだろう。
前半15分までに竹中が2本、小田が1本のシュートを放つ。ただなれないピッチにボールがコントロール出来ず、あまり勢いのあるシュートにならなかった。
一方のtonan前橋のサッカーは作年の巧さに加えてスピードとパワーが加わり、一筋縄では防げない。前半だけで決定的なチャンスを3回作られてしまった。これを今節から戻ってきた西郡中心にディフェンダー全員で体を張って辛くも防ぎきった。
前半が終わってみると決定的なチャンスはtonan前橋の方があったように思えたが、前節の反省から守りの意識が高く簡単に失点しなかったことが評価できる。
実は前半に坂谷が頭を強打してしまった。そのせいか、いつものキレの有るドリブルが出てこない。後半すぐに岩永と交代した。(当日20:00時点で坂谷の身体に問題はなさそう)
その岩永が気迫を込めたプレイで再三チャンスを作る。更に走り止めず、中盤での守備でも力を出した。
この岩永が右サイドで田中貴大と絡みながら竹中のシュートまで持ち込むも決まらない。残り10分で小田に代わり上松を投入。更に竹中に代わって相馬。
相手の疲れが見え、後半20分はボールをつなぐサッカーも多用しながらブリオベッカの一方的な攻撃となるも結局得点に至らず。0−0のスコアレスドローとなった。
得点以外は斎藤監督の思い通りの展開だった。
しっかりと守り、無理なパスワークをせずに(ある意味)蹴り合いの試合となった。後半になって相手が疲れてきたら一気に攻めに転じる。
前節のようなもったいない失点はなく、今期リーグはじめての無失点。残念なのはイエローカードが2枚出てしまったことだ。(田中俊哉と岩永)
引き分けでも良い試合はないが、今日は勝ち点1を取れ、かつ無失点という結果には満足すべきだろう。
次節は栃木県矢板でのアウェイ。ピッチコンディションも昨年と同じであればやはり思った形の展開に持ち込むのは苦労しそうだが、そろそろ勝ちに転じないと優勝を勝ち取ることが厳しくなってくる。
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<本日のゴール>
なし
<リーグ累計>
田中(俊哉) 2点
竹中 2点
坂谷 2点
田中(貴) 1点
笠松 1点