千葉県1種選手権大会決勝
2015.03.15 Sun 12:30~ Kickoff
ゼットエーオリプリスタジアム
1 ブリオベッカ浦安
1 前半 0
0 後半 0
試合終了
0 順天堂大学蹴球部
2010年度(2011年3月)は震災により千葉教員SCとの決勝戦が中止され、その結果2チーム優勝となった。それをカウントして現在4連覇の千葉県1種サッカー選手権大会。この日の決勝戦で勝利すると5連覇となる。
対する相手は同じシード権で決勝トーナメントから出場している関東大学リーグ1部(昨年は3位)の順天堂大学。この大会14得点3失点と圧倒的な強さで決勝まで勝ち残ってきた破壊力のあるチーム。(ブリオベッカ浦安は8得点3失点)
これまでの2試合が雨の中、難しい試合となったが、この日は曇りで寒くもなくまずまずの天気。試合会場も少し古い人工芝だった過去の2試合と違い、素晴らしい天然芝を誇るゼットエーオリプリスタジアム。お互い本来の力を出し切る環境が整った。
スタメンは前試合と同じ、永井、笠松、宮林、田中貴大、山崎、村田、矢部、坂谷、小田、田中俊也、竹中。
キックオフで仕掛けたのはブリオベッカ浦安。追い風を背にして開始1分待たずにシュートまで持って行った。
開始15分までは浦安のペースで、ほぼ相手陣内で試合を行っていた。順天堂大学は攻守のバランスがとれた良い戦いをしている。ただキャプテンマークをつけた笠松のしかりとした守りの指示の中、浦安は危なげない試合展開。
前半25分、サイドバックの田中貴大が右サイドからドリブル。これを順天堂大学は止めることができず、クリアボールが浦安のコーナーキックとなる。
村田が蹴ったボールは相手の守備をうまくかわした宮林の足にピタリと照準が合った。なんとか相手も詰め寄るが、宮林の足が一歩早く、ボールがゴール右端に転がり込む。
このゴールで先制する。
その後は坂谷と小田のスピードと切り返しの鋭さに相手が合わず、ほぼ一方的な試合運びとなった。守備の面でもしっかりとした寄せができたために、苦し紛れのパスをことごとくカットすることができた。
結果、危なげなく前半を1−0で折り返す。
後半は一転してキックオフから順天堂大学が押しまくる。これまで単調だった攻めが、縦横をうまく使ってバイタルエリアに侵入。シュートの本数が積み上がってくる。浦安はサイドバックも守りに専念するほどピンチを迎えるが、体を張って失点を防ぐ。
順天堂大学はコーナキックを3本連続で得るほどに攻めの連続を見せた。これらをGK永井がパンチングで跳ね返す。2回目のコーナキックは枠に向かったシュートを坂谷がクリア。3回目は永井のパンティングのこぼれたボールを相手が強烈なシュートを放つが、村田が至近距離からヘディングで跳ね返す壮絶な5分間をしのいだ。
前半15分までは順天堂大学のシュートが圧倒する。
ブリオベッカ浦安はしっかりと守りを堅め、ボールを奪うと速攻で反撃をするというパターンになってきた。チャンスは何度も訪れた。小田が中盤から一人ドリブルで突破してシュートまで結びつける。同様に田中俊也もGK前まで運び(残念ながら)シュートを打たずにサイドにパス。
竹中が思い切った体制からシュート。
どれも決定機をはずしてしまう。
順天堂大学は早々と攻めの選手を同時に二人交代。 これでリズムが変わり、右サイドから真ん中へ切り込んでシュートを打つ。
後半28分に運動量の多かった小田に代えてトミーを投入。すぐに縦の突破が始まる。
この日の主審は寛容であまり細かいファールを取らない。そのためお互いの選手は中断されることなく伸び伸びと試合に専念することができた。しかしドリブル突破された竹中が倒されたが、これもお咎めなし。スタンドからはため息。
残り10分は素早く攻守が入れ替わるスリリングな試合展開となった。浦安は残り8分で竹中に代えて相馬を投入。昨年は法政大学で関東大学リーグ1部昇格の立役者の一人だ。
しっかりと守りから入ることでチャンスメークをする。
そしてアディショナルタイムが過ぎ、終了の笛。
前半と後半で違ったサッカーを見ることができ、観客はそれなりに楽しめたと思う。
無駄に試合を止めることなく、要所要所をしっかりとジャッジした審判団。
今年もまた返ってきたトロフィー。
小・中学生の元気な応援もまたブリオベッカ浦安の特徴です。
これで5連覇達成。関東リーグ開催に向けて順調な調整を続けています。
残り期間は他チームとの練習試合もなく、微修正しながら開幕戦を迎えます。
開幕戦は次のようです。
日時 4月4日(土) 12:00キックオフ
場所 浦安市運動公園陸上競技場
対戦相手 ジョイフル本田つくばFC
新しくできた1000人収容のスタンドがある競技場を市民でいっぱいにすることが目標です。たくさんの応援、そして笑顔をお待ちしています!