第25回JFL(日本フットボールリーグ) 第1節
2023.03.12 Sun 13:00~ Kickoff
AWAY 武蔵野市立武蔵野陸上競技場
2 東京武蔵野ユナイテッドFC
1 前半 1
1 後半 1
延長前半 0
延長後半 0
PK 0
試合終了
2 ブリオベッカ浦安
43分 秋葉
67分 林
日本フットボールリーグ(JFL)第1節。
<スターティングメンバー>
GK:谷口 裕介
DF:赤松 秀哉,笠嶋哲太,西袋 裕太
MF:秋葉勇志,小泉 隆斗,橋本 龍馬,伊川 拓
FW:峯 勇斗,村上 弘有,林 容平
<ベンチスタート>
GK:本吉 勇貴
DF:吉田 武史
MF:平野 貫路:,伊藤 純也:,村越 健太:,上松 瑛
FW:井上 翔太郎
2017年以来、6年ぶりに戻ってきたJFL。対戦相手は同じ関東の武蔵野ユナイテッドFC(以下「武蔵野」)。
浦安からも多くの応援が駆けつけてくれた。
<概要>
立ち上がりは硬い入りをし、武蔵野の早いプレスとパス回しに手を焼く。前半10分に失点する。
その後、少し硬さの取れた浦安は攻撃のチャンスを次第に増やし、前半終了間際にJFL出場134試合目の秋葉が落ち着いてゴールを決め1−1でハーフタイムに。
後半笠島と上松がピッチを離れ交代となるハンディキャップを抱える。後半14分に失点。しかし次第に攻撃の手を増やしフリーキック、コーナーキックのチャンスが増える。そして後半22分、スローインからのこぼれを林が押し込んで2−2とする。残り時間も攻め続けるが得点にならず、初戦はドロー。アウェイで貴重な勝ち点1を手にした。
<試合前>
浦安からバスをチャーターして約1時間で武蔵野陸上競技場(ムサリク)に到着した。JFLの初戦がアウェイとなったが、同じ関東のしかもお隣(東京都)での試合開催となったことは大変ありがたいことだった。移動バスの中では終始リラックスしていた選手たち。久々のムサリクは2017年と比べてロッカールームや諸室が整備されていて心地よい。
キックオフ1時間前の12時にロッカールームでのミーティングでは少し緊張気味の選手たち。都並監督は自分の経験を交えながら選手たちの気持ちをほぐしていく。「俺たちはJFLのどのチームよりも今は格下だ。ジャイキリするぐらいの気持ちで思い切ってぶつかって良い。自分も昔は監督としても初戦はナーバスになっていて、それが選手に伝播してしまったが、今はそうならないようにしている。どうしても最初は早い相手に翻弄されて無駄に走ってしまってコンパクトな連携が取れなくなってしまう。ダメな時は諦めて体制を作り直せば良い。やられてもいいので自分たちのサッカーをしよう。」
村田コーチ、佐久間GKコーチにより最後は笑い溢れる中でミーティングが終了。それぞれが準備をしてピッチアップに出て行った。
<前半>
都並監督の懸念通り、早くて正確に攻め上がる武蔵野に体制があやふやになってしまう。ボールを取りに行っては剥がされて全体に広がってしまう。そこを突かれて前線にボールを送り込まれる。危ない場面をなんとか凌いで一気に前に出るが跳ね返される。
そして前半10分、ワンタッチで繋がれてフリーで中央に飛び出した選手がダイレクトなボレーシュートがゴールに突き刺さる。失点からのスタートとなった。
しかしこれで少し自分を取り戻した選手たち。ボールが少しずつ回り出す。中央から右サイドに送り、伊川が張り込みシュート、クロスを上げるようになる。
前半18分、ボールをキープしている浦安。右サイドからペナルティエリアにボールを運びシュートを狙うが村上が倒されて主審がPKの判定。しかし副審がオフサイドのフラグを上げている。結局協議の末オフサイド判定に。しかし攻撃の形が出来てきた。
前半36分。突然CBの笠島がピッチに倒れ込む。上松に交代をする。
そして試合が再び動いたのは前半43分。相手ボールを左サイドに追い込んで奪ったのは峯。そこから林、上松とワンタッチで繋いで、最後は走り込んできた秋葉にパス。秋葉は相手DFをかわしてゴールを決める。
JFL出場134試合のベテランが決めてくれた。
<後半>
前半にイエローカードをもらっていた橋本に変えてボランチに伊藤を投入。
開始2分のこと、自陣でパスを受けた上松が膝を抱え込んでピッチに倒れ込む。立ち上がることなく担架でピッチ外に。代わって投入されたのは平野。
後半13分、右サイド(相手左)を大きく振られ、クロスにボレーシュートがまたまた決められてしまう。
試合後に選手が話していたが、「あの体制からボレー決まるのがJFLのレベル。さすがだ。」と潔かった。相手選手をフリーにしてしまった浦安の守備の問題でもあるが。
後半15分を過ぎると浦安がどんどん前にボールを展開し始める。
後半22分、ワンタッチでボールを回し武蔵野のクリアがスローインに。伊川のロングスローからボールが動き、こぼれてきたボールに反応したのは林。ダイレクトに豪快にゴールに蹴り込んだ。これでスコアは2−2に。
残り10分に秋葉と峯を下げて吉田と村越を投入。この左利きの二人が左サイドからの突破を何度も試みる。
浦安がわの観客席からは育成選手たちのブリオベッカコールが途切れることなく聞こえてくる。「浦安ゴール!」「カモン浦安」のチャントも選手たちの動きを加速しているように思える。
アディショナルタイムに得た3つのコーナーキックで見せ場を作るがゴールを奪うことが叶わなかった。
(コーナーキックからの赤松のヘディングは惜しくもゴールポストを逸れた)
結局2−2のドロー。JFL初戦のアウェイ試合で勝ち点1を得たことが大きかった。
ベテランの秋葉と林(共にJリーグ経験者)が得点を得たことで若手に見本を見せた形だ。
<監督コメント>
アウェイで勝ち点1を取れたことは結果としてはよかった。しかし2失点をしてしまう守備に問題があり、ここを解決していく必要がある。
ただJFLでやれるという手応えは感じられた。今回は主力選手に怪我人が二人出てしまって大変ではあるが、他の選手にチャンスを与えながら活性化していきたい。
JFL記録
<得点>
本節
秋葉 1
林 1
累計
秋葉 1
林 1
<アシスト>(JFLではアシスト記録を取らないため当チームの参考)
本節
林 1
累計
林 1
<警告>
本節
イエロー
橋本 1
累計保持
イエロー
橋本 1