後期第8節 vs VONDS市原FC
2020.09.26 Sat 15:00~ Kickoff
HOME ブリオベッカ浦安競技場
2 ブリオベッカ浦安
1 前半 0
1 後半 1
0 延長前半
0 延長後半
0 PK
試合終了
1 VONDS市原FC
明治安田生命様プレゼンツ、KSL後期8節がホームで行われた。(無観客)
迎えるのは同じ千葉県の現在2位VONDS市原FC。2位と3位(浦安)対決となった。VONDS市原の勝ち点は17。浦安は14。勝てば勝ち点で追いつく。負ければ他会場の結果によっては4位に陥落となる。3位であれば地域チャンピオンズリーグ出場権の可能性があるが4位では出場権は消える。まさに薄氷を踏む思いで戦っている。
スターティングメンバー:
GK 谷口裕介
DF 笠松亮太,山崎紘吉,篠田朋宏
MF 吉田武史,伊川拓,橋本龍馬,村田翔
FW 幡野貴紀,秋葉勇志,小島樹
ベンチスタート:
GK 池末知史
DF 川島征爾
MF 林 洋毅,平野 貫路,村岡拓哉
FW 竹中公基,田宮諒
累積で出場停止の富塚に代わって伊川が先発。GKは昨年までVONDS市原でプレイしていた谷口。ベンチには警告明けの村岡と、久々にメンバー入りした川島も顔を揃えた。
水曜日の天皇杯2回戦を戦って中2日のVONDS市原が優勢に試合を進める。ボールへのアプローチも早くグイグイと浦安陣地に迫る。
浦安は左サイドの小島にボールを集めるが、厳しく寄せられてシュートチャンスを作れない。
前半5分、右に張っていた笠松にロングボールが出る。これを止めに行った笠松に相手選手がぶつかり両選手が倒れる。笠松にイエローカードが出されてしまった。
前半10分には幡野にイェローカード。厳しい寄せに思わずファールとなってしまう。
その後も池田選手にボールを集めるVONDS市原。元VONDS市原の浦安のGK谷口がしっかりとゴールマウスを閉じる。
(昨年は同僚だった二人)
前半38分には山崎が相手選手と交錯して肩を強打。なかなか立ち上げれない。
この相手ファールからのフリーキック からチャンスが生まれた。左サイドで小島、幡野、吉田でボールを回しながら相手を誘い出す。幡野がドリブルでゴールライン付近まで持ち込むと左に注意が行ったVONDSの選手たちを見ながら、新人の伊川が老獪なフェイントをかけて右フリーになったところに幡野のパスが出た。そのままゴールに押し込んで先制点。
伊川は関東リーグでの今期初ゴールとなった。
前半の残り時間はVONDS市原の怒涛の攻撃を跳ね返しながら1−0で折り返した。
ハーフタイムには放送席に愛嬌を振りまく舞田べか彦の姿も。
(youtube映像より)
後半もメンバーは変わらずキックオフ。
雨が降り始める。北風が出てより寒くなる。
ハーフタイムでの都並監督の指示があったのか、後半は前線でボールを回し始める浦安。
前半11分、カウンターから相手にコーナーキックを与える。このコーナーキックをきっちり池田選手に合わせてゴールを決めたのはVONDS市原。1−1。
ここからVOND市原に勢いがつき始める。前半は完全に引いて守り、連続攻撃を受けていたが、後半はFWの選手が前にポジションを取っているため、守備でボールを奪うとカウンターを仕掛けられるようになる。そのためボールが大きく動き、守備から攻撃への切り替えが素早くなる。
そして最後尾の山崎が中盤の橋本にボールを送る。橋本は短いタッチで左サイドの吉田に。パスを出して長い距離を走った橋本に吉田がボールを渡すと橋本は2タッチでゴール前に走る伊川を見ながら山なりのパスを送る。伊川は飛び出した勢いのままヘディングシュートを決めた。山崎、橋本、吉田、伊川の連携プレイで最後尾から13秒。
後半30分には小島が切り込んでシュートを放つとコーナーキックを得る。このコーナーキックを起点にボールを回し左から篠田が絶妙なグラウンダーのクロス。二人の選手が触ればゴール、という見せ場も作る。
その直後32分にはVONDS市原の怒涛の攻撃を受けるが、DFとGKで集中力を切らさずゴールを許さない。
選手たちもバランスの良い配置でしっかりボールを回すことができるので、不用意なカウンターを受けることもない。
VONDS市原は後半40分までに5人の選手交代をしたが、都並監督はなかなか動かない。それだけスターティングメンバーの調子が良いのだろう。
竹中が幡野に代わって登場したのが後半42分。ほぼワントップにして守りながら前線にチャンスを作る。竹中に向かってボールを蹴り込みながら秋葉が献身的に走り込んで来るので簡単には相手もボールを放り込めない。
アディショナルタイムは4分。後半48分には強烈なシュートを浴びるがGK谷口がしっかりとキャッチしてゴールを守る。
アディショナルタイム4分を過ぎた後半50分にセンターから相手のフリーキック 。ここからVONDSの選手がペナルティーライン付近から思い切ったシュートを放つが伊川が体を投げ出してシュートコースをブロック。
ここで終了のホイッスル。
都並監督コメント:空中戦が得意な相手に対して我々は地上戦で戦おうと準備してきた。前半は相手の力が強く苦しんだが、後半は中2日で戦う相手が疲れて来たのかセカンドボールが取れるようになってなんとか勝ち越すことが出来た。選手たちが本当に集中して頑張ってくれた素晴らしいゲームだったと思う。
そして2得点しながら守備にも貢献したシンデレラボーイ伊川がMoM(Man of the Match)に選出された。
伊川選手コメント:個人的にはチームに貢献出来て良かった。苦しい時も声をかけ合いながら試合を出来たことでチームの勝利を掴めた。
<今節>
伊川 2点 (アシスト幡野、橋本)
<累計>
小島 4点
村田 3点
竹中 2点
伊川 2点
橋本 1点
富塚 1点
田宮 1点
笠松 1点
秋葉 1点
吉田 1点
<警告>
笠松(イエローカード:次節出場停止)
幡野(イエローカード:次節出場停止)
<交代選手>
後半42分幡野貴紀->竹中公基