千葉県第1種サッカー選手権大会 決勝トーナメント対明海大学
2013.03.17 Sun 12:30~ Kickoff
姉崎サッカー場
2 ブリオベッカ浦安
0 前半 0
1 後半 1
0 延長前半 0
1 延長後半 0
試合終了
1 明海大学体育会サッカー部
浦安ダービーの1戦。浦安SC対明海大学体育会サッカー部。明海大学は浦安の大学で、千葉県大学サッカーリーグの1部チームだ。
お互いに浦安のチームでありながら、リーグが違うためになかなか浦安市での公式戦で出会う事が少ない。この試合も浦安ダービながら、試合は市原市となった。
昨年は練習試合とはいえ、浦安SCが圧倒的な強さを見せたが、公式戦となると勝手が違う。明海大はスピードがあり、サイドにロングボールを集めて積極的に攻め上がった。浦安SCはスタメンに村田(CB)、岩永(FW)、竹中(FW)、秋葉(SB)と新加入選手を積極的に活用。そのためか全体的に微妙なタイミングのずれが気になる前半だった。
結局お互い決め手がないままに試合が流れ、前半が終了。シュート数では若干浦安SCが上回ったものの、枠へのシュートはほぼ互角だった。
後半も前半と同じ立ち上がりで入った。しかしほどなく、ロングボールからスピードを持って攻め上がった明海大へのペナルティーエリアでの後ろから足が出てPKを献上。これを決められて明海大が先制。
浦安SCは竹中に代えて怪我で休んでいた田中を投入。またすぐに岩永に代えて長谷川を投入。これが活きた。
田中のヘディングがゴールを突き刺す。
その後、都並に代えて豊田を投入して秋葉をサイドバックからボランチに動かした。そこまでサイドバックでボールを中に入れていた秋葉が、どんどんと中心から攻めに積極的に上がりだす。
長年、浦安サッカーを見ていた者にとっては「待ってました」の瞬間だ。以前はボランチやトップ下で浦安JSCのトップチームを率いていた秋葉。そこに当時は中学生だったトミーがからみ、清水と田中が活き活きと動き出す。前に前にと攻めだす。そのため相手チームは真ん中からの攻めにリソースをかけざるを得なくなるが、結果的にサイドが手薄になる。そこに交代した豊田がどんどんとサイドから上がりだす。忘れていたリズムを取り戻してボールがゴールに向かい始める。
残念ながら後半はそのまま終了。延長戦にもつれ込む。
リズムをつかんだ浦安SCは攻め続け、なんどもコーナーキックとフリーキックを得る事に。延長戦後半、ついにトミーのフリーキックをゴール前につめていた豊田が、泥臭くゴールを決める。
豊田のゴールを見るのは本当に久しぶりだ。ずっと調子が出ずにいた豊田は何かが吹っ切れたように素晴らしい動きをしていた。
結局これが決勝点で勝利。
3年連続の千葉県第1種サッカー選手権大会の決勝に進出した。斎藤監督がサッカー協会のコーチトレーニングで欠ける中、ジョゼが指揮を執った。そのジョゼの采配も活きた。新しい選手も、浦安SC長い選手も、そして昨年加入して浦安SCになじんだ選手も一丸となって勝ち得た試合だった。