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【TOP】全国社会人サッカー選手権大会一回戦 vs いわきFC 試合結果

2019.10.12 Sat 13:30~ Kickoff

志布志市しおかぜ公園C

2 ブリオベッカ浦安

1 前半 2

1 後半 0

4 PK 5

試合終了

2 いわきFC

<スターティング>

GK:南翔太

DF:長田 ,酢﨑祥人,山崎紘吉

MF:丸山晃生,笠松亮太,橋本龍馬,村田翔

FW:秋葉勇志,小島樹,菊島卓

<ベンチスタート>

GK:山田修平

DF:植田両吾

MF:田口駿,村岡拓哉,幡野貴紀

FW:竹中公基,田宮諒

関東は台風19号で天候が荒れているが、鹿児島は快晴。しかし台風の影響で強い風が吹いている。
都並監督は3バックの布陣。ベンチメンバーを見るとほぼ攻撃の選手が控えており、前半を無失点で折り返して、後半で攻めに転じるという戦術が見て取れる。
試合前のミーティングでは「楽しんでサッカーをしよう」と選手を信じて送り出した。
前半は風上からの攻撃となった。
対戦相手のいわきFCはディフェンス側に体格の良い選手を配置して、風に乗ったボールをことごとく跳ね返す。
前半6分、その跳ね返りのボールから右サイドを突破されゴール前の攻防。相手の足が少し早くゴール前に上がったクロスにフリーでシュートを打たれて失点。
都並監督から「硬いとだめ、楽しくゆったりとした気持ちで入ろう」という言葉に反して、とても硬く入ってしまい失点からの立ち上がりとなってしまった。
しかしここで硬さが取れて本来のボールを回せるようになる。
前半13分のこと、小島がセンターからボールを持ち込み、左の菊島にパス。菊島は相手をかわしながら技ありのクロスをゴール前に入れる。そこに飛び込んだのは秋葉。ヘディングで押し込んで試合を振り出しに戻した。

その後はセンターでしっかり守りながら大きなボールを右に流してクロスを入れるというパターンのいわきFCに対して、村田、小島を中心に中盤から繋いで攻め込む浦安、と対照的な攻撃パターンで攻守が入れ替わる。
前半30分には飛び出した菊島がGKと1:1の局面。成長した菊島が決めるかと固唾を飲んで見守っていたが、残念ながらGK正面に。

そんな中、前半32分に中盤でボールに食らいついた浦安の選手が剥がされて一気に攻撃を受けてしまう。やはり(相手)右サイドから崩されながらセンターから見事なシュートを打ち込まれてしまった。
1−2。
規定により40分ハーフの前半は1点ビハインドで折り返す。
ハーフタイム後に丸山、笠松の両ウィングバックを下げて竹中と植田を投入。攻撃の手札を投入してチャンスを作る戦術だ。
その効果は後半5分に訪れた。秋葉からのクロスに竹中が思い切ったシュート。残念ながらクロスバーを直撃して得点にならず。
竹中は体格の良い相手ディフェンダーを背負いながらボールをしっかり保持して再三のチャンスを作るがゴールにはなかなか結びつかない。

(写真は相手シュートをしっかり止めた南)

逆に後半10分には相手の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩く。
後半18分に小島に代えて幡野。同21分には菊島に代えて田宮。
その幡野が左右に走りながら相手のディフェンスを動かす。
徐々に浦安の時間帯が増え、相手陣地での戦いとなる。全員の声が一体感を表す。
そしてやってきた後半32分。幡野、竹中と繋いで田宮が冷静にゴールに打ち込んだ。2−2。

サポーターと喜ぶ選手たち。

後半40分に痛んだ幡野を下げて田口を投入。
アディショナルタイムは3分。
結局2−2でPK戦に突入する。
結果的に5本目を外して4−5でPKにて破れてしまった。
試合内容としてはスピード感、パワーとも備えたとても見応えのあるものであったと思う。PK戦で勝敗がついてしまったが、お互いに死力を尽くした姿に会場からは惜しみない拍手が送られた。
都並監督コメント:「相手のフィジカルを警戒して少し引きすぎた感があり、失点から始まってしまった。後半はうまく攻めることができて良いゲームになったが、結局PK戦で負けてしまって残念。もっとも残念なのは、1回戦で破れてしまったために若い選手にもっと経験を積ませることができなくなってしまったこと。しかし多くの課題を掴めた内容でもあり、来季に活かしてより強くして行こうと思います。」
得点者 秋葉1点 田宮1点
警告 竹中イエローカード