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【TOP】第79回国民スポーツ大会 わたSHIGA輝く国スポ(成年男子) 試合レポート

滋賀県で行われました「第79回国民スポーツ大会 サッカー競技 成年男子」にて千葉県代表(ブリオベッカ浦安・市川)は第3位となりました。

現地や配信等でご観戦いただいた皆さま熱いご声援ありがとうございました。

第79回国民スポーツ大会(成年男子)

第79回国民スポーツ大会 1回戦(成年男子)

<スターティングメンバー>
GK 倉原將
DF 栗田詩音,藤森隆汰,寺田一貴,萩原大河
MF 辻椋大,坂本琉維,山崎広大,松山碧,豊島朱凌
FW 東駿

<サブメンバー>
天野友心,富田英寿,藤山雄生,清水勇貴

試合日程

10月4日(土) 14:00キックオフ
vs 静岡県代表
能登川グラウンド

試合結果

2-1(0-0/2-1)
56分 富田英寿
64分 藤山雄生
69分 失点

鬼木監督コメント

事前のスカウティングより、ポゼッション型のチームで技術に長けた選手たちがいることは想定できており、前からのプレスと技術の出し合いがカギになるゲームだと思っていました。
前半4-2-3-1で中盤で主導権を握ろうと入りましたが、なかなかギアがあがりきらず、降り頻る雨で思っていたよりもピッチコンディションも悪く、前半得点に結びつけられなかったので、後半から4-4-2に変更して、中央からサイドに振り、早い攻めで得点を狙いにいきました。
結果的には、Voの坂本が中央から左サイドに展開し、サイドの山崎が起点になり、バイタルエリアで萩原のシュート、こぼれ球を途中出場の富田が押し込み先制することができました。
その後、豊島の1歩諦めないプレーから清水、藤山と繋ぎ、冷静に追加点をあげてくれたことが大きかったですが、2-0で終えるべきゲーム展開を、トーナメント初戦が故の気合いや情熱が先行し過ぎ、やや冷静さに欠けるところから失点を食らい2-1にしてしまったことに、まだまだ成長の余地があったように思います。

GAME PHOTO

1点目のゴールを決めた富田選手

2点目藤山選手のゴール直後の様子

第79回国民スポーツ大会2回戦 (成年男子)

<スターティングメンバー>
GK 倉原將
DF 栗田詩音,藤森隆汰,寺田一貴,富田英寿
MF 坂本琉維,萩原大河,山崎広大,豊島朱凌
FW 清水勇貴,東駿

<サブメンバー>
天野友心,辻椋大,松山碧,藤山雄生

試合日程

10月5日(日) 13:30キックオフ
vs 新潟県代表
能登川グラウンド

試合結果

0-1(0-0/0-1)
53分 松山碧

鬼木監督コメント

1回戦、同じ関東勢の神奈川県を3-0で下した新潟県の勢いや相手選手個々の特徴から、タフなゲームになることは想定していました。
また、続く悪天候から1回戦よりもピッチコンディションが悪くなることが予想された為、メンバーとシステムを普段の狙いから変えて、ロングボール主体の真っ向勝負で臨むことにしました。
選手たちはよく順応してくれ、また前日よりも情熱と冷静のバランスよく闘ってくれたと思います。
1点勝負になることは予想できましたが、後半、右サイド深くに流れたFW東のクロスから、最後はこぼれ球をこの日途中出場の松山がゴールを決め切り、貴重な1ゴールを獲ることが出来ました。
終了間際に不要なファールからPKを献上しましたが、GK倉原が冷静にPKストップ、その後のリバウンドも止めてくれ、1-0で勝ち切ることが出来ました。
前日よりも、タフで冷静にプレーできる選手が多くなり、個々の成長とチームの一体感が増していったように感じました。

GAME PHOTO

先制ゴールを決めた10番松山選手

試合終了間際のPKストップに成功し勝利に貢献した倉原選手

第79回国民スポーツ大会準決勝 (成年男子)

<スターティングメンバー>
GK 倉原將
DF 藤森隆汰,寺田一貴,萩原大河
MF 辻椋大,坂本琉維,山崎広大,豊島朱凌,富田英寿
FW 藤山雄生,清水勇貴

<サブメンバー>
天野友心,栗田詩音,松山碧,東駿

試合日程

10月6日(月) 13:10キックオフ
vs 鹿児島県代表
東近江市総合運動公園布引陸上競技場

試合結果

0-0(0-0/0-0)
PK2-4

鬼木監督コメント

準決勝から恵まれた天候と布引陸上競技場の素晴らしいピッチにより、技術の発揮しやすいゲーム環境であったことに感謝したいです。
ですが、1.2回戦のゲーム状況により、疲弊した選手がいたのは事実で、あと2試合で優勝を勝ち取るためには、前半メンバーを変えて臨み、後半勝負に出る決断をしました。
前半、慣れないポジションやバランスから難しいゲームになることは予想できましたが、案の定、鹿児島県の攻撃型のサッカーに終始ボールを握られ続ける展開でした。防戦一方でピンチもある中、0-0で帰ってきたことは大きく、後半メンバー交代と、前からのプレスの掛け方を統一したことが見事にハマり、逆に後半は相手に何もやらせず、1発仕留めるだけの展開になりました。その中で、後半ペナルティエリア内若しくはその付近のシュートが10本もある中で、ひとつも仕留められなかったことに実力の足りなさを感じました。
PK戦においても、事前のトレーニングから1%でも勝率の高い布陣で望もうとメンバー交代も行いましたが、結果的にはそれが裏目に出て勝ち切ることができませんでした。相手選手のPKキックの質やGKのストップは素晴らしかったと思います。
そして、結果的に優勝した鹿児島県の皆さんには、おめでとうと伝えたいです。
この準決勝が、4日間で1番、タフでクリーンな試合であり、きっと観ている方々も楽しい試合になったのではないかと思います。

GAME PHOTO

国スポ成年男子サッカー千葉県代表のキャプテンを務めた藤森選手

試合を通してサイドを駆け上がった山崎選手

第79回国民スポーツ大会3位決定戦 (成年男子)

<スターティングメンバー>
GK 天野友心
DF 栗田詩音,萩原大河,豊島朱凌,富田英寿
MF 辻椋大,坂本琉維,山崎広大,松山碧
FW 藤山雄生,清水勇貴

<サブメンバー>
倉原將,藤森隆汰,寺田一貴,東駿

試合日程

10月7日(火) 11:00キックオフ
vs 北海道代表
東近江市総合運動公園布引陸上競技場

試合結果

3-0(2-0/1-0)
11分 清水勇貴
14分 栗田詩音
70分 東駿

鬼木監督コメント

4連戦最終日。ラストゲームはより楽しんだチームが勝つと送り出すと、昨日の決定機を逃していたのが嘘のように、美しい崩しからのゴールやゴラッソが生まれました。その背景には、北埜GKコーチ、早川コーチの最高に士気の上がるミーティングや、松本トレーナー、林ドクターの連日連夜のメディカルサポート、鈴木マネージャーやサポートスタッフの勝さん、石下、スタッフひとりひとりの最高の仕事ぶりが、選手達の心に火を灯し、仲間の為に足を動かし続けた姿に繋がったと思います。
清水、栗田、東の3ゴール含め、流動的で多彩な攻撃は観ている人を楽しませることが出来たと思います。しかしながら、最後に1人名前をあげるとすれば、この日、これまでキャプテンとしてチームをまとめてきた藤森に変わり、キャプテンマークをつけ、たった1人4試合フル出場したチーム最年長の萩原の活躍が素晴らしかったと思います。
全力少年が、全力キャプテンとして、献身的にプレーする姿、試合終了と共にピッチに倒れ込むほど闘い抜いた姿は、観ている人を感動させられたと思います。
攻守に主導権を握りながら、逞しくも楽しくプレーするチーム千葉に、4日間の成長を感じさせられ、まさしくベストゲームで大会を終えることができました。

GAME PHOTO

見事な崩しからダイビングヘッドでゴールを決めた清水

栗田選手のゴール直後喜ぶ選手、スタッフ陣

試合を決定づける3点目を奪った東選手

千葉県代表として本戦出場し、第3位に輝いた千葉県代表(ブリオベッカ浦安・市川単独チーム)

4日間戦い抜いた選手たち

千葉県代表として選手とともに戦ったスタッフ陣

 

4日間たくさんの応援ありがとうございました!
千葉県代表として厳しい試合を戦い抜き、見事第3位入賞となりました!

監督・選手コメント

鬼木監督コメント

結果的には3位入賞という形で大会を終えましたが、堂々と胸を張って千葉県に報告できる、選手たちのプレーぶりだったと思います。
若手中心のメンバーで、日々成長をテーマに大会に臨んでいきましたが、大いに選手たちは応えてくれ、3位決定戦の試合終了の笛とともにピッチに倒れ込む選手達の走り切った姿は、観ている人達にもきっと伝わるものがあったと思います。
私自身、初めての国スポ監督という挑戦でしたが、このスタッフ、この選手たちと共に挑戦でき、最高な時間を過ごすことができたこと、最高の仲間達に感謝しています。
そして、千葉県の国スポ関係者の皆様、滋賀県の大会運営の方々、大会全てに携わる関係者の皆様、ありがとうございました。

チームは休む間も無く、今週JFLのAwayラインメール青森戦を迎えます。選手たちは1日も早く回復し、残り7節、今大会での経験と成長を最大限活かして、輝きを見せてほしいと思います。
スタッフは休みなく翌日からチームに合流し大変だと思いますが、スタッフ陣も今大会の経験を活かし、引き続き都並監督とチームを支えながら、残りのリーグ戦の上昇に貢献していきたいと思います。

最後になりましたが、滋賀県の現地や配信などで、千葉県代表への応援いただいた方々、ありがとうございました。

藤森選手コメント

今回千葉県代表のキャプテンとして国スポに参加させていただきました。
遠い滋賀までわざわざ足を運んで観に来てくださった方、速報や映像で応援してくださった方、本当にありがとうございました。とても力になりました。
4日で4連戦という過密な日程を乗り越えられたのは今回帯同してくれたチームのスタッフ並びに、千葉県サッカー協会の方のおかげです。
本当にありがとうございました。

個人的には、一昨年国体(現:国スポ)に参加した際に本大会に出場したものの初戦で敗退して悔しい思いをしました。その時に関わってくれた方たちの為にも!と思って望んだ今回でした。
若手中心のチームでそれぞれが個性を出し合って、一体感を持って戦いました。一戦一戦で違う選手がヒーローになってくれて、みんなで助け合いながら勝ち進むことができました。目標の優勝には届きませんでしたが、最終的には3位でメダルをもらうことができました。
大会の中で成長し続け、この4日間でそれぞれが大きく成長できたと思います。

国スポはこれで終わりになりますが、シーズンはまだ残っています。今大会で感じたこと、学んだことを残りの試合でチームの勝利の為に使っていきたいと思います。

栗田選手コメント

まず、大会運営の方をはじめ、千葉県協会の方やチームスタッフに感謝をしたいです。本当にありがとうございました。
たくさんの方に支えられてサッカーできていることを改めて感じた4日間になりました。

1日1日チームとしても個人としても成長を感じることができていたと思います。
目標としていた優勝を掴むことはできませんでしたが、最後最高な仲間たちと全員で笑って3位入賞という形で終われて良かったです。
千葉県を代表して戦えたことに誇りと素晴らしい経験ができたことに感謝したいです。