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試合報告2025第18節 vs FCティアモ枚方(Home)

2025年7月26日(土)17:00 KO
対戦相手 FCティアモ枚方
試合会場 柏の葉公園総合競技場(Home)
試合結果

ブリオベッカ浦安・市川 1-0 (0-0,1-0) FCティアモ枚方
得点:90+4分 27辻椋大

メンバー

試合概要

「ブリオベッカ、アディショナルタイム4分に劇的勝利!」

2025年7月、JFLで屈指の攻撃力を誇り、リーグトップの30得点を挙げるFCティアモ枚方と、リーグ3位の少ない失点数を誇るブリオベッカの激突が実現した。まさに矛と盾の戦いが予想される中、試合はブリオベッカのキックオフで幕を開けた。

〈前半〉
試合は向かい風の中、ブリオベッカがボールを握る立ち上がりを見せる。
開始5分、藤山がファーストシュートを放つが、惜しくもゴールポスト右へ。酷暑の中、ブリオベッカの選手たちは動きが良く、中盤から積極的にボールを奪取し、攻撃へと切り替えていく。
9分には左サイドからのクロスに山崎が合わせるが、相手GKのナイスセーブに阻まれる。
15分には枚方のフリーキックで攻め込まれるも、GK本吉を中心に声を出し合いながら、ブリオベッカは冷静に守り切った。相手ボールになっても諦めずにボールを奪い返すブリオベッカの執念が随所に見られた。
30分、枚方のカウンターに対し、GK本吉が抜群の反応を見せる。相手シュートはゴールポストに当たり事なきを得るが、危ない場面だった。
37分、山崎がスピードで相手を抜き去り、完璧なクロスを供給。相手クリアボールのこぼれに対し、坂本がシュートを放つがクロスバーを越える。その直後、今度は枚方が攻め上がりペナルティーエリア内でシュートを放つが、戻った坂本がゴールに向かったボールを足で弾き、ピンチを救う。チャンスを作り、ピンチも守る坂本の活躍が光る。
40分には、相手選手の飛び出しでGK本吉と1対1となる絶体絶命の危機を迎えるが、本吉が鋭く距離を詰めて体にシュートを当てるビッグセーブを見せ、ゴールを守り切った。前半は両チーム無得点のまま終了する。

〈後半〉
後半はブリオベッカが風上からのキックオフ。46分にファールから相手のフリーキックを与えてしまうが、相手シュートはクロスバーを越え、事なきを得る。53分、スルーパスに反応した東がほぼGKと1対1となる決定機を迎えるが、相手ディフェンスの決死の守備に阻まれ、ゴールを奪えない。
59分、ブリオベッカの攻勢が続く。山崎のクロスに小島が足を振るが、クロスバーをかすめる。絶好の見せ場を作りながらも決めきれない時間が続く中、64分には東がシュートを放つがGK正面。激しい攻防が入れ替わる展開となる。
都並監督はここで動きを見せる。藤山に代えて井上、峯に代えて伊藤を投入し、攻撃の活性化を図る。その後、走り込んできたジョニーに代えて辻を投入。73分、相手シュートを防ぐと、相手のバックパスに井上が飛び出しゴールに迫るが、シュートを打たせてもらえない。
77分、ブリオベッカは一気にカウンターで攻め上がる。辻のクロスのこぼれ球に対し、小島がボレーシュートを放つが惜しくも枠外。
79分には枚方が攻め込み、ゴール前でボールを回すが、GK本吉が集中力を保ちシュートをガッチリとキャッチ。
80分にも相手カウンターからのシュートを本吉が再び体で弾き出すなど、攻守の切り替わりが激しい。
都並監督は終盤、小島と坂本に代えて橋本と松山を投入。ルーキーの松山にとってはこれが嬉しいトップチームでの初出場となる。85分、東のクロスに辻が足を振るが、完璧なタイミングながらも枠を捉えきれない。
アディショナルタイムは5分。ブリオベッカは最後まで攻めの手を緩めない。そして、この長いアディショナルタイムにドラマが起こる。
前線でボールを奪うと、菊地から左サイドに張っていた辻にボールが渡る。辻は走り込んできた松山にボールを送り、松山からのリターンパスが再びゴール前に侵入した辻へ。辻は相手ディフェンスの隙を見据えながらコントロールされたシュートを放つと、ボールはゴール右隅下に吸い込まれるように転がり込んだ! 劇的な決勝点に、スタジアムは狂喜乱舞の大騒ぎとなった。
特筆すべきは、この日のマッチスポンサー企業で仕事をしている辻が、まさに社長の目の前で決勝ゴールを決めたこと。そして、そのアシストは、ルーキーとして初出場を果たしたばかりの松山が、出場わずか9分で結果を出したことだった。
残りの時間は、ブリオベッカ全員が体を張って守備に徹し、最後のホイッスルを聞いた。最後まで諦めない戦いぶりで、まさに劇的な勝利を掴み取ったブリオベッカは、この勝利でさらなる勢いをつけるだろう。

試合の様子

決勝ゴールを決めベンチに向かう辻

左サイドからチャンスを演出した若杉


3試合連続クリーンシート達成の中心本吉

久しぶりのスタメンで躍動した峯

ラインダンスで喜ぶ辻選手(左)と松山選手(右)

コメント

都並監督

うまくリベンジを果たすことができました。相手は非常にテクニックが高く、試合展開も難しいものとなりました。非常に危ないピンチもありましたが、全員が集中力を切らさず、粘り強い守備で0点に抑えることができました。
そして、最後の最後に“日替わりヒーロー”が決定的な一点を奪い、勝利を手繰り寄せてくれました。非常にタフな試合ではありましたが、実りある内容だったと感じています。
全員で競争しながら自信を深めつつも、謙虚さを忘れず、地道に成長していきたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします。

辻選手

とにかく嬉しかったですし、自分が働いている職場のスペシャルマッチということもあって、どうしても結果を残したいという気持ちが強くありました。そんな中でゴールという形で貢献できたことを本当に嬉しく思います。
暑い中、サポート・応援をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
これから中断期間に入りますが、さらに強くなって戻ってこられるよう、しっかり準備していきます。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

順位

6位

得点(本節)

辻 (1)

得点(累計)

東 (4)
峯 (2)
山崎(2)
菊地(2)
藤山(2)
上松(1)
小島(1)
井上(1)
辻 (1)

アシスト(本節)

松山(1)

アシスト(累計)

若杉(2)
東(2)
山崎(2)
伊藤(1)
寺田(1)
萩原(1)
小島(1)
辻 (1)
松山(1)

カード(本節)

なし

カード(累計保持)

小島 (イエロー3)
東  (イエロー2)
若杉 (イエロー2)
上松 (イエロー2)
菊地 (イエロー2)
荒井 (イエロー2)
吉田 (イエロー1)
峯  (イエロー1)
橋本 (イエロー1)
藤森 (イエロー1)
伊藤 (イエロー1)
坂本 (イエロー1)
井上 (イエロー1)
山崎 (イエロー1)

※保持のため出場停止などの制裁後はクリアします
公式記録はこちら