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試合報告2025第17節 vs クリアソン新宿(Away)

2025年7月19日(土)18:30 KO
対戦相手 クリアソン新宿
試合会場 味の素フィールド西が丘(Away)
試合結果

クリアソン新宿 0-1 (0-0,0-1) ブリオベッカ浦安・市川
得点:70分 20藤山雄生

メンバー

試合概要

「夏の夜の激闘!ブリオベッカ、西が丘でクリアソン新宿を撃破!ジョニーの躍動と藤山の決勝弾でアウェイの歓喜を掴む!」

2025年7月、陽が落ちて過ごしやすくなった東京・西が丘のピッチで、ブリオベッカは強豪クリアソン新宿との一戦に臨んだ。試合前の散水によりボールは滑らかに動き、両チームの選手は涼しくなったコンディションの中で序盤から激しい走りを見せた。

〈前半〉
しかし、試合はまさかの幕開け。開始わずか1分、ブリオベッカは一気に自陣深く攻め込まれ、右サイドからの強烈なシュートを放たれる。本吉がこれを辛うじてパンチングで凌ぐも、その直後のコーナーキックから再びシュートが飛ぶ。本吉が横っ飛びでこれを跳ね返し、ビッグセーブでゴールを守った。開始6分までに3本のコーナーキックを与えるなど、序盤はクリアソン新宿が猛攻を仕掛け、前半15分まではクリアソンが優位に試合を進める展開。ブリオベッカは体を投げ出すようにして、この攻撃を必死に守り抜いた。

徐々にブリオベッカも攻める形を作り始める。18分には山崎が足を使って粘り、コーナーキックを獲得。31分にはクリアソン新宿の畳みかけるような攻撃に耐える時間帯が続くも、その直後、菊地の奮闘から貴重なコーナーキックを得る。37分には上松が体を張ったプレーで相手のファールを誘い、フリーキックを得るが、得点には結びつかない。中盤では小島が何度も相手に倒されるなど、激しい肉弾戦が繰り広げられた。
40分には相手選手が頭を打ち、脳震盪での交代を余儀なくされるなど、試合は全体的に選手たちの興奮状態が続く緊迫した空気に包まれた。ブリオベッカはここで冷静に状況を乗り切ることを求められる。アディショナルタイムにはブリオベッカが攻撃のチャンスを作る場面もあったが、激しい攻防の末、前半はお互い無得点で折り返した。

〈後半〉
後半も選手交代なしでスタート。ほぼ無風状態となったピッチで、ブリオベッカは攻撃的に試合に入った。50分に寺田が倒れ込み一時中断する場面があったものの、52分には山崎がロングスローで相手ゴール前に迫る。しかし、カウンターからのピンチを坂本がなんとかファールで食い止める。54分、前半から激しく戦い続けた上松が怪我で離脱。代わって伊藤が投入された。62分には菊地が持ち込んで後半最初のシュートを放つが、これは惜しくも枠外。

試合が動いたのは67分。都並監督は辻に代えてジョニー、坂本に代えて橋本を投入。中盤の守備を固めつつ、左サイドからの突破を狙う戦術転換を図る。
そして70分、ついに歓喜の瞬間が訪れる! 菊地からのパスを受けたジョニーが左サイドを鋭く切り裂き、完璧なクロスをゴール前へ。これを山崎がシュート、GKが弾いたボールに藤山が素早く反応し、押し込んでゴール! 均衡を破る先制点に、アウェイながら東京・西が丘に駆けつけた多くのブリオベッカサポーターで会場は歓喜の渦に包まれた。4試合ぶりにピッチに立ったジョニーが雄叫びを上げる。

リードを奪ったブリオベッカは、70分に決勝ゴールを決めた藤山とアシストの山崎に代えて、若手のストライカー清水と右サイドに富塚を投入。若手とベテランの融合で試合をコントロールする。81分にはクリアソン新宿の攻撃に対し、クリアするも相手にコーナーキックを与えてしまう。89分には消耗の激しかった小島に代わりベテランの峯を投入し、最後の守りを固める。

アディショナルタイムに突入すると、クリアソン新宿の猛攻にさらされる。相手のコーナーキックを何度も弾き返し、ブリオベッカは必死の防戦。そして、長いアディショナルタイムを耐え抜き、勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた。

アウェイの西が丘には多くのブリオベッカサポーターが駆けつけており、選手たちはこの勝利を分かち合った。全員で守り切った選手たちに、観客席からは惜しみない賞賛の拍手が送られた。この劇的な勝利は、今後の戦いへの大きな弾みとなるだろう。

試合の様子

喜びを爆発させる選手とスタッフ

前線からの守備で存在感放った藤山


ゴールの起点となるクロスを上げた若杉

試合終盤、怒涛のセットプレーを体を張ってはじき返した選手たち

コメント

都並監督

想定していた通り、非常に苦しい前半となりました。しかし、その難しい時間帯を選手たちがよく耐え、失点をゼロに抑えてくれたことが、後半の展開につながったと分析しています。
チームは新しいメンバー構成で臨むようになってから3試合目を迎えましたが、我々のスタイルがある程度相手に分析され、難しい展開になることは予想していた通りでした。その意味では、想定通りの流れだったとも言えます。
その中で、ベンチに控えていた選手たちが、悔しさをバネに自らの個性を発揮し、流れをつかんだことは、チームの成長の証であると感じています。
今後も自信と謙虚さを持ち合わせながら、さらに成長を続けてまいります。
応援をよろしくお願いいたします。

順位

7位

得点(本節)

藤山 (1)

得点(累計)

東 (4)
峯 (2)
山崎(2)
菊地(2)
藤山(2)
上松(1)
小島(1)
井上(1)

アシスト(本節)

なし

アシスト(累計)

若杉(2)
東(2)
山崎(2)
伊藤(1)
寺田(1)
萩原(1)
小島(1)
辻 (1)

カード(本節)

坂本(イエロー1)

カード(累計保持)

小島 (イエロー3)
東  (イエロー2)
若杉 (イエロー2)
上松 (イエロー2)
菊地 (イエロー2)
荒井 (イエロー2)
吉田 (イエロー1)
峯  (イエロー1)
橋本 (イエロー1)
藤森 (イエロー1)
伊藤 (イエロー1)
坂本 (イエロー1)
井上 (イエロー1)
山崎 (イエロー1)

※保持のため出場停止などの制裁後はクリアします
公式記録はこちら