KSL1部 後期第4節 vs 桐蔭横浜大学FC
2019.08.18 Sun 16:00~ Kickoff
HOME 浦安市運動公園陸上競技場
1 ブリオベッカ浦安
0 前半 0
1 後半 0
試合終了
0 桐蔭横浜大学FC
<スターティング>
GK:山田修平
DF:藤池翼,山崎紘吉,石井幹人,富塚 隼
MF:橋本龍馬,秋葉勇志,村田翔
FW:竹中公基,幡野貴紀,田宮諒
<ベンチスタート>
GK:南翔太
DF:丸山晃生
MF:田口駿,村岡拓哉,太田泰河
FW:植田涼吾,菊島卓
試合に先立ち、浦安ジュニアサッカークラブと新浜サッカークラブの親子サッカー大会が行われた。
(写真はエスコートキッズに参加した子供達)
この日は千葉日報社のマッチデイー(千葉日報Presents)となり、入り口でブリオベッカ浦安を裏面に特集した金曜日の新聞が配られた。
試合開始前には気温が33度を超える酷暑。選手のみならず、サポーターの皆様やボランティアの皆様の体調が心配された。
前半立ち上がりから桐蔭横浜大学FC(以下、桐蔭横浜大)が走力を活かして攻める。ブリオベッカ浦安は深いボジションでこれをしのいで、左右からカウンターで攻め込むも、相手中盤からの早い寄せに苦労してなかなかシュートまで行けない。
浦安のファーストシュートは富塚。しかし相手GKがしっかりキャッチ。
開始10分間はお互い決め手のないこう着状態になる。
前半19分、右サイドから秋葉が駆け上がり正確なクロスを入れるが相手GKがジャンプしてボールをはじき出した。やっと攻めるチャンスが訪れた。しかしこのコーナーキックをショートコーナーでつなぐも、ゴール前で奪われてシュートチャンスを得ることが出来ない。
ボールを繋いで浦安がペナルティーエリアにボールを運ぶものの、残念ながらシュートを打たせてもらえない。
前半25分が過ぎ、ようやくチャンスが訪れる。左サイド約15メートル付近でフリーキックを得る。これを村田が蹴ったが相手GKの反応がよくキャッチされる。
田宮のシュートも決まらない。
その後は桐蔭横浜大が攻める時間が続く。再三のピンチにもディフェンスの集中力が切れない。相手シュートコースに入り、枠内にシュートを打たせない。
(写真は前半最大のピンチのフリーキックをしのいだ時)
特に前半44分にはペナルティエリアに侵入され、立て続けにシュートを打たれるが、体を入れてしっかりとブロック。
前半は0−0で終わった。桐蔭横浜大のサイドを活かした素早い攻めに手を焼いたものの、絶対に失点をしないという気力が優った内容だった。
ハーフタイムはBlue-CATsと舞田べか彦のダンスショー。
ハーフタイムでの選手交代。藤池に代わって丸山。
後半は一転して浦安が攻め立てる展開となった。前半我慢で無失点でしのいだ都並監督は後半の勝利に向けて舵を切った。
幡野が水を得た魚のように躍動し始める。
前半はベンチでエネルギーを溜めていた丸山が気持ちを込めたプレーをすると、チーム全体のバランスが取れ始め、どんどん前に攻め込む。身体を活かした竹中が前線でボールを受けてチャンスを作る。
後半10分過ぎにはペナルティーエリア外側ながらフリーキックのチャンス。村田がセットし、蹴ったのは竹中の左足。相手にあたり惜しくもクロスバーをかすってしまった。
後半18分には幡野のこのシュートがゴールネットを揺らした。しかしその前に浦安にハンドがあったとして認められなかった。
しかし確実にゴールの気配を感じ始める浦安観客席。子供達だけでなく、大人の応援も声がひときわ大きくなる。
その後も幡野がキレキレのプレを攻守に渡って見せる。自陣でディフェンスをしていた時に足がつって交代となってしまったが、会場からは惜しみない拍手が送られた。
交代したのは菊島。
今度はその菊島がベンチの鬱憤を晴らすかのように遮二無二走り出す。横に動く幡野と違って、一直線にパワーを込めて走るのが菊島流。後半25分には丸山の左からのクロスに頭から飛び込んでヘディングをするが決められない。
天を仰ぐ菊島。しかしこれこそが勝利の原動力になった。
後半32分、相手ゴールキックを受けて跳ね返ったボールを相手と競り合いながら竹中がボールをキープ。走り込んで来た秋葉にパス。秋葉は足を思い切り伸ばして足先で左から詰めてきた菊島にチョンとパスを出した。菊島は中央に向き直り、相手GKの意表をつくシュートを右足でグラウンダーに蹴り込んだ。相手GKは一歩も動けずボールがネットを揺らした。
待望の先取点。観客席も立ち上がり歓声。ホームゲームならではの一体感。
後半35分にはペナルティーラインギリギリのところから相手フリーキック。直接ゴールを狙ったシュートは山田がしっかりとキャッチ。
その後もピンチが訪れるが、山田を中心にシンプルに跳ね返す。
後半40分、田宮に代えて村岡。その村岡がいきなり魅せる。右サイドでボールを受けると、二人のディフェンダーにラインまで追い込まれるものの、正確なボールコントロールでこの二人を抜き去り綺麗な弾道のクロスを上げる。そこに飛び込んで来たのは竹中。ヘディングシュートは相手GKが阻止するが、綺麗な形だった。
後半44分、竹中に代わり植田。植田も役割を果たす。前線からボールを追い相手の攻撃の芽を摘んだかと思うと、相手の切り替えに素早く反応して最後部まで戻って守る。
チーム全体がキーワードの「フロー状態」を保っていることがわかる。
アディショナルタイム4分を守り切って勝利した。
ホームゲームでの勝利は格別。これでリーグ4位に浮上した。3位以上を目指すためには、今後は得失点差が影響をしてくるのでもっと得点を重ねて行きたい。
都並監督コメント:「暑い中応援に駆けつけていただいた皆様に勝利をお届け出来て良かった。どちらに勝利が転がり込んでもおかしくない試合内容だったが、最後まで選手たちが集中してくれていたのがこの結果だったと思う。このまま残りの試合を大事に戦いたい。」
菊島選手コメント:「勝つしかない試合で自分が得点を決めて勝てたのはとても良かった。まだまだ頑張りたい。」
山田選手コメント:「無失点で勝てたのが嬉しい。点を決めてくれた菊島選手にお礼を言いたい。」
———————ブリオベッカ浦安 記録———————
結果1−0
入場者数482
<今節>
菊島 1点
<累計>
富塚 4点
菊島 3点
藤池 2点
小島 2点
幡野 1点
村岡 1点
村田 1点
竹中 1点
植田 1点
<警告>
橋本 イエローカード
<交代選手>
ハーフタイム 藤池→丸山
後半24分 幡野→菊島
後半40分 田宮→村岡
後半44分 竹中→植田