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全国社会人サッカー選手権大会予選1試合目

2012.07.01 Sun 12:00~ Kickoff

RKUフットボールフィールド

2 ブリオベッカ浦安

1 前半 0

1 後半 4

試合終了

4 クラブ・ドラゴンズ

浦安SCが今年JFLに昇格する方法が一つだけある。それは全国社会人サッカー大会で優勝をし、通常地域リーグの覇者で争われるJFLの昇格戦に参戦し上位の成績をおさめる事だ。浦安SCは関東リーグ2部にいるため、本来なら昇格戦には出場ができないのだが、ひと枠だけ全国社会人サッカー大会の覇者にその権利が与えられている。そのための最初の対戦相手がクラブドラゴンズだ。
クラブドラゴンズは関東リーグ1部のチームで、流通経済大学のサッカー部によって構成されている。現在関東リーグ1部の10チーム中9位ながら、2位のエリースFCにアウェイで3−0で完封するなど爆発力があるチームだ。
前半は互角のボール保持と見たが、浦安SCのディフェンス陣がしっかりと守り、シュートを打たれるシーンがあっても危なげなかった。攻めの場面ではシュートがクロスバーに当たるなど得点の匂いが随所に感じられた。コーナーキックが何度もあり、高さのあるクラブドラゴンズに跳ね返される場面もあったものの、チャンスは幾度もあった。
後半32分、相手ファールからゴール右側からのフリーキック。トミーの怪我が完治し、ようやくセットプレイでのキックを任された。そのゴールに田中がドンピシャでヘディングしゴールを決める。

前半は1−0で折り返す。ハーフタイムで相手サイドで観戦をしていたサポーターの方から話を聞くと「攻められても全く不安のない鉄壁の守り」とのことで、この試合は勝利したか、と思われた。
しかし後半開始早々に悪夢が襲う。コーナーキックで失点すると7分8分と立て続けに失点しあっという間に3失点で1−3となる。
更に20分ごろ、サイドからのセンタリングに飛び込んで来た選手にボレーでショートを決められ1−4。ほぼ試合はこれで決してしまった。
いったい何があったのか。遠目にはまったく分からない。あれほど鉄壁の守備がほんの一瞬にして崩壊。大学生のスピードとパワーに翻弄されたのか?
残り15分までに藤崎、村上、都並と3名を投入して攻める体制に。蓮沼がGKと1:1になったがゴールの枠にボールが収まらない。藤崎のぶっちぎりのドリブル、トミーの相手をうまくかわしてのドリブル&シュート。むしろ4失点してからは得点のチャンスが幾度もあったのに、決まらない。決定力不足だ。

時間はいたずらに過ぎる。そしてロスタイムに入ったその時、田中がシュートを決めなんとか2−4に。

しかし時既に遅くタイムアップ。なんとか大敗は免れたものの、トーナメント戦での敗退は重たい。
今年は3つの目標を立てている。全国社会人サッカー大会への出場、天皇杯の本選出場、そして関東リーグ1部への昇格。そのひとつがついえた。
しかしまだ2つの目標が残っている。しっかりと切り替えて残りのリーグ戦の完全勝利と天皇杯千葉県決勝トーナメントを制して欲しい。