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全国地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド対サウルコス福井

2015.11.21 Sat 10:45~ Kickoff

高知県立春野総合運動公園陸上競技場

2 ブリオベッカ浦安

2 前半 0

0 後半 0

試合終了

0 サウルコス福井

BRIO2015-218
 
スターティングメンバー
GK 永井 DF 田中貴 笠松 山崎 秋葉 MF 清水 矢部 村田 上松 FW 竹中 田中俊
サブメンバー
GK 本吉 DF 西郡 MF 宮林 坂谷 小田 富塚 FW 相馬
南国高知は気温が26度。体感は30度はある11月下旬にしてはかなり暖かい。
先日の練習試合で岩永が負傷し、帯同メンバー21人には代わりに高井が名を連ねた。(岩永はサポートで帯同)
対戦相手のサウルコス福井は勝点7と2番目の成績(ブリオベッカ浦安は9)で1次ラウンドを通過。対戦カードはいきなり1番目のブリオベッカ浦安との対決となり注目度は高い。
サウルコス福井は昨年も決勝ラウンドに進出。昨年のつなぐサッカーに加えて、身長の高い選手にフリーキックやロングスローを当ててゴールにつなげる新しい形を1次ラウンドで見せた。この強敵とどう戦うか、斎藤監督はビデオを見ながら研究を重ねた。
キックオフして感じたのは、この2週間の調整期間をお互いに有意義に使ってコンディションが良く仕上がっていることだ。
サウルコス福井はつなぐサッカーから入った。ブリオベッカ浦安は従来通りしっかりとした守りから入った。
前半10分、自陣ゴール近く左サイドからフリーキックを与えてしまう。するすると上がる身長のある3番、梅井選手がゴールの反対側に立った。これに対応するのは竹中。フリーキックはきっちりと(竹中を振りきって)梅井選手のヘッドに当たる。このボールがゴールに向かったがゴールポストに当たり九死に一生を得る。GK永井の頭がゴールポストに当たり一瞬ヒヤリとしたが大丈夫だったようだ。
前半17分、サウルコス福井の得意なロングスロー。これをうまくクリアーする。
ブリオベッカ浦安の選手はこのロングスローを警戒してクリアボールをラインから出さないように注意をしている様子だったが、逆にセンターに戻すことが多くなることが気になった。(結果的にロングスローを許したのは3回のみで危ない場面は予想より少なかった)
ボールを回すブリオベッカ浦安に対して、奪ったボールで中央突破の危険なドリブルで攻めるサウルコス福井の構図。何度か危ない場面もあり互角の戦いをした。
そして前半26分、右サイドからドリブルでボールを持ち込んだ秋葉が倒されPKを得る。これをキャプテン清水がしっかりと決めて1−0。
BRIO2015-220
その後攻めるサウルコス福井に苦しめられるも、相手の隙を突いて村田が絶妙のスルーパス。これを竹中が前に出ているGKを見ながら柔らかいボールを上げてゴールにふわりと吸い込まれた。この2シーズンで竹中の柔らかなゴールは初めてだ。
前半は2−0で終了。
後半は次第にブリオベッカ浦安がボールを保持する時間が増える。対するサウルコス福井はロングボールからの突破。シュート数はほぼ互角。
ブリオベッカ浦安が幾度となくミドルシュートを放つ。
後半20分に清水に代えてドリブルの強い坂谷投入。中盤でのボール保持率が上がる。
後半30分過ぎに田中貴大が負傷。代わってセンターバックの西郡を入れ、センターバックを果たしていた山崎を左サイドバックに。するとしっかりとした守りから中央にボールが出る機会が増える。何度か竹中が中盤でボールを得てドリブルで相手ゴールを脅かすが、得意のするどいミドルシュートがヒットしない。
斎藤監督は後半40分、上松に代えてトミーを投入。
トミーが前線から走力を活かした守備をしながら右サイドから攻撃参加。
アディショナルタイム3分が過ぎ勝利を告げるホイッスルを聞いた。
BRIO2015-217
この試合ではヒーロはいなかったが、チーム力が遺憾なく発揮された。相手の得意なフリーキックやロングスローをしっかりと守り、攻めに転じる際にサイドを変えながら献身的に走った。
勝利の理由は様々あるが、ボール際の力強さとスピードは優っていた。
こういった大会では技巧の良さよりも走力とパワーが結果を決めることが多い。昨年はその力を発揮することなく散ったが、今年はどのチームよりも走るつもりで大会に乗り込んで来ている。気持ちで勝つことも時に重要だ。