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関東1部リーグ前期7節 流通経済大学FC

2015.05.17 Sun 13:00~ Kickoff

流通経済大学フットボールフィールド

1 ブリオベッカ浦安

1 前半 0

0 後半 0

試合終了

0 流通経済大学FC

BRIO2014-090
昨年は同じ組み合わせで同じ場所にて唯一の敗戦。今年はその雪辱を果たしに乗り込んできた。
流通経済大学FCは今年関東2部リーグから同じ大学のクラブ・ドラゴンズ(現流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎)がJFLに昇格したため、関東リーグのチームは1年生中心で組まれている。これまで7位と4負を喫していることを考えると勝利のチャンスと見ていたサポーターも多かったと思う。
開始7分で上松のパスを受けて、軽く相手をかわして竹中が豪快なミドルシュートを決めた。これで楽勝かと多くのサポーターは安心して見ていたと思う。
が実際は違った。全国の高校サッカーで活躍した若くてスピードのある流通経済大学の選手たち。ボールを持つとゴール目指してがむしゃらに突っ走る。フィジカルコンタクトも思い切って来るのでボールを持っても考えている暇はない。
その若くてがむしゃらなサッカーと、完成度の高いブリオベッカ浦安の「老獪な」(齋藤監督談)サッカーとの対決となった。
前節でレッドカードを受けて右サイドバックの田中貴大が欠場。本来左サイドバックの山崎が右サイドバックに入り、守りの強い都並を左サイドバックに登用。その都並、スピードはないものの、視野が広いのでチャンスと見るといつのまにか上がっている。左からクロスと見せかけて思い切ってゴールを狙うも、ボールひとつ高くクロスバーの真上を抜けた。
BRIO2014-092
コーナーキックでは笠松のヘディングが完璧なバウンドをしてゴールに飛び込んだが、相手GKが芸術的な反応で弾く。
一方、流通経済大学FCはボールを奪うと右サイドからの上がりが早く、仕掛けてくる。これを永井のセーブで防ぐ。とにかく攻守の切り替えが早く、今期関東リーグの7試合の中でも一番スピード感のある前半だった。
結果、竹中のゴールのみで1−0で前半を折り返した。
後半はほぼブリオベッカ浦安のゲームとなった。前半15分までは一方的にブリオベッカが攻める。一方の流通経済大学FCは前半と違い、個人技でゴールまでボールを運ぶサッカーになってくる。一旦ボールを持つと、とにかく突っ走ってゴールに強引に持ち込む。しかしこの力が凄い。3人でも止められずシュートを許してしまう。
ブリオベッカ浦安はサイド攻撃が機能しはじめ、都並の大きなクロスに田中俊哉が地面すれすれでヘディング。これがゴールに飛び込むもオフサイド判定。
BRIO2014-091
後半14分には波状攻撃。ゴール前で蹴り合い、決まったかと思ったら弾かれる。この試合、サポーターは何度「決まった!」とぬか喜びしたか。とにかく攻めだけでなく、流通経済大学FCの選手は守りでも反応が早い。
後半24分に上松が一気にドリブルで飛び出すと、たまらず相手選手が足にタックルしイエローカード。上松はプレイが続行出来ず、岩永と交代。
この岩永が攻守に渡り貢献する。
そして坂谷に変えて小田。小田はボールを受けると一人で長い距離をドリブルで切り込む。大学2年生の小田も相手選手と同じくスピードがあり、相手のお株を奪うような活躍を見せる。
最後に竹中に代えてトミーが投入される。トミーはサイドハーフに入り、小田に監督から「おまえは最前線!」と声がかかり、ワントップ気味になる。
両サイドから小田にボールが渡るとそのスピードに相手もボールが取れず、しっかりと相手陣営で時間をかけることができる。
結局前半の1点を守りきり1−0で勝利となった。2位の東京23FCがVONDS市原に敗戦したためにリーグ2位に浮上した。
監督の言葉「とにかくこのアウェイを無失点としたかった。そのために声を出し、ディフェンスをしっかりとし、集中力を途切れさせないことが重要。前半に1−0で折り返したことによって、選手交代のバリエーションが増え、うまく乗り切ることが出来た。今日は村田がディフェンスの場面が多く、代わりに矢部が前にでるコースもあったが、小田をうまく使えたのが良かった。相手の早さにつられず、大人のゲームが出来たうちの勝利となった。しかし流通経済大学はこれまで対戦した同大学の(ドラゴンズを含めて)どの試合よりも素晴らしい出来だった。これでチームワークが備わったら後期の対戦は苦労しそうだ。今日は勝ち点にこだわった試合だったので勝ち点3を取れてホッとしている」。

 

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<本日のゴール>

竹中 1点

<リーグ累計>

田中俊哉 4点

竹中 3点

坂谷 2点

上松 2点

田中(貴) 1点

笠松 1点