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千葉県第1種サッカー選手権大会決勝

2014.03.16 Sun 13:00~ Kickoff

ゼットエーオリプリスタジアム

2 ブリオベッカ浦安

1 前半 0

1 後半 0

試合終了

0 VONDS市原

千葉県第1種サッカー選手権大会を3度制している浦安SCに対して、新シーズンの補強で調子を上げているVONDS市原は初の優勝を狙って激突。
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勝ったチームは6月に予定されている天皇杯出場のための千葉県予選最終戦で第2種(高校世代)の選出チームと対戦し、勝者が天皇杯本戦に出場が出来る。つまりこの試合で負けると天皇杯への出場の道が断たれる。浦安SCは4連勝をかけて1週間集中したトレーニングを積んだ。マネージャーの石川が3月末で退団するため、彼女の公式戦最終となる。そのため結束力がいつになく力強い。
一方のVONDS市原はユニフォームも一新し、これまで無難に勝ち上がって来た。
試合は関東リーグ1部のチーム同士の対決そのままにスピードと力とコントロールのある見応えのある戦いとなった。前半から右サイドの秋葉を中心にガンガンと攻める浦安。VONDSも同様に右に大きく開いてセンタリングを入れる。
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シュートを打つ回数は浦安が若干上回っている。
開始11分のこと。右サイドでボールを受けた村田がドリブルで切り返し、目の前の相手DFの隙をつきながら角度のないところからグラウンダーのシュートを打つ。
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これがGKの指先をすり抜けてゴールに飛び込んだ。
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その後も小林、田中、清水となんどもシュートを放つがGKに弾き返された。
一方の永井も相手FWにドンピシャで上がったボールをパンチングでスーパーセーブ。
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前半は1−0で折り返した。
後半もほぼ同じ展開となった。試合開始時点では無風だったが、試合が進むにつれて強い風が吹くようになる。後半は完全に風下となり、かつGKが太陽を視界に入れる不利なサイドとなった。
浦安SCは今期、横河武蔵野FCから移籍した矢部が中盤に入っている。
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中盤はこの矢部に加えて村田、清水の3人でゴールデントライアングルを組んでいる。この中盤にボールが来ると、素早く的確なパスでサイドにつなぐ、あるいは足の速い小林にキラーパスが供給される。このタイミングが合えば相当なレベルに上がる事が想定される。シーズンが始まったばかりなので、多少のずれが生じていてまだ完全に機能しているとは言いがたい。しかし、それを置いても崩れないのは相手にはやりにくいチームだと思われる。
後半20分からはVONDSのペース。特に左サイドのスピードに何度か振られるようになる。これを尽きない体力でカバーしてなんとか踏ん張った。
そしてやってきた後半27分。中盤左サイドでボールを取った清水。相手を2、3人抜きながら倒れないしぶといドリブルでセンターまで持ってくる。抜け出してGKと1:1になったところでシュートのフェイント。相手GKがシュートコースを消すために横に飛んだその刹那、ボールをコントロールしてGKをあざ笑うかのような見事なシュートをゴールに突き刺す。
吠える清水!これほど気合いの入った清水の顔はなかなかお目にかかれない。素晴らしいゴール。

(近すぎてビデオ画像が乱れてしまい、うまく撮影できなかったのでご了承ください)
浦安SCは竹中、ジョー(村上)を相次いで投入。相手ボールを徹底的に走って追いかけ、2−0としてからは前線での守りを徹底したため、ピンチらしいピンチを招く事なく試合終了。
結果、試合全体を支配した浦安が4連覇を飾った。
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決勝戦でのライバル同士の激突でありながら、浦安SCもVONDS市原も紳士的な試合を行う事が出来きました。それもしっかりしたジャッジのおかげだと思います。素晴らしい試合コントロール、ありがとうございました。
 
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今日もたくさんのサポーター、ジュニア、ジュニアユースの選手達に応援にきていただけました。
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最後に2年間、浦安SCを支えてくれた石川蘭が退団。選手は石川に最後の勝利をプレゼントするために一体となって闘いました。
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感謝しても仕切れない気持ちが選手やスタッフにはあります。本当に素晴らしい仕事をしてくれてありがとう。浦安SC躍進のかげにこのマネージャーの献身的なサポートがあったのです。
またいつか戻って来てくれる時を待っています。