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天皇杯全国サッカー選手権大会1回戦

2013.08.31 Sat 15:00~ Kickoff

笠松運動公園陸上競技場

1 ブリオベッカ浦安

1 前半 1

0 後半 0

0 延長前半 0

0 延長後半 3

試合終了

4 筑波大学

USC2013-239
天皇杯出場はとても忙しい。千葉県決勝が行われた翌週には本戦が行われる。それぞれのチームは充分な準備をする余裕もなく、いきなり本大会に突入をすることとなる。
笠松運動公園陸上競技場は芝が少し深く、疲労の蓄積とボールの走り方に少し不安を覚えた。
筑波大学は総理大臣杯を制した流通経済大学を5−1で下した強豪。すでにJリーグ入りを決めた選手が2名。一方浦安SCは24試合で23勝1引き分け。接戦が予想された。
公式な入場者数は847名。
その立ち上がりは浦安SCが攻める。開始5分でシュートを2度放つが阻まれた。
16分には逆にカウンターから攻め込まれシュートを打たれるが、永井が左足に当てて好セーブ。
攻守が短い時間で逆転する激しい試合となった。そして前半23分、Jリーグ入りを決めているFW赤崎選手にドリブルで持ち込まれ失点。
筑波大学はパスとドリブルでペナルティーエリアに持ち込み、短いパスで揺さぶりながらゴールを狙ってくる。少しでも気を抜くと裏を取られシュートを打たれる。守備にこれまで以上の集中力が求められた。
浦安SCは定石通り、サイドからスピードで持ち込んでセンタリング、ヘッドで狙うか、ポストプレイでボールを落としてゴールを狙う。筑波大学の守りがしっかりしているのでシュートの精度が求められた。
前半終了間際の42分、右からペナルティーエリアを突破しようとした田中が倒されPKを得る。これを清水がきっちり決めて1−1で折り返した。
後半からFWは岩永に代えて早くもジョーを投入。スピードが落ちない両軍。
しかし浦安SCのパスミスが少し目立つ。ボールの治まりが悪く、ピッチコンディションに完全には順応していないように見えた。
筑波大学はほとんどミスがなく、左右前後に揺さぶる。浦安SCの選手はこれで疲労が早く出て来たようだ。
宮林に代えて豊田を投入して得意の右サイドバックに。そして秋葉をボランチに入れ替える。一つの定石だ。
それでもフレッシュなジョーを中心に走る。走ってボールをカットして、田中にボールを集め、幾度となくシュートを放つ。
ペナルティーラインの少し外側で得たフリーキック。村田が素晴らしい精度でゴールに放ったがクロスバーに当たる。これを更に打つが惜しくも決まらず。監督が終わってから「あの時間帯でもう少しシュートの精度が良かったらゲームの流れが完全に変わっていたのに」と悔やんでいた。
そしてDFの佐藤の足がつってしまい、急遽交代に都並が投入される。ここに監督の誤算が働いてしまった。これまで試合中にセンターバックを入れ替える事はほとんどなかった。本来は相手が疲れて来たタイミングで小林を投入して揺さぶりをかけるつもりが、あまり公式戦では使ったことがないセンターバックに都並というリソースをかけることになった。(もうひとつ、体調不良で長谷川をベンチに置けなかったのも誤算)
延長戦に突入して後半5分。その少し慣れないほころびを付かれ失点。浦安SCはこれがカンフル剤になって前に前にと攻めるようになる。
その攻める姿勢は逆に中盤が空き、ボールを失って素早い攻撃を受ける事となってしまう。そして残り5分で2失点。
負けていて攻めるしかない状況では仕方ないと言えるが、結局終わってみたら1−4と大きく負けてしまった。
春の練習試合では2−0で勝っていた相手だけに悔しさが深い。
25試合目で初めての公式戦敗戦が選手に何を残したか。
まだ関東リーグが2戦。そして長崎での全国社会人サッカー大会が残っている。
関東リーグ2部優勝、天皇杯本選出場と3つのうち2つを成し遂げたが、次の目標は全社で決勝戦に出ること。そしてできれば優勝をつかみたい。
切り替えて発奮して欲しい。
本日は本当にたくさんの方に応援にかけつけていただきました。また日本サッカー協会のライブ配信をご覧になった方も多数いらっしゃったと思います。
応援本当にありがとうございます。
最後に天皇杯スペシャルビデオを作成しました。南行FMのご好意で作成していただいた応援ソングとともにどうぞ。