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千葉県第1種サッカー選手権大会 決勝戦

2013.03.20 Wed 13:30~ Kickoff

青葉の森スポーツプラザ

4 ブリオベッカ浦安

1 前半 2

3 後半 1

試合終了

3 順天堂大学蹴球部


千葉県サッカー選手権は2年連続優勝を勝ち取っている。3連覇なるか? スタメンは準決勝の後半で豊田を投入した形とほほぼ同じ。サイドバックに豊田と山崎。ボランチに秋葉と村田。フォワードは田中と岩永。GKは太田。
準決勝ではこの形が機能した。ボールが動く早いサッカー。
しかし立ち上がりの様子は何か重い。ボールがつながらずぎこちない。スピードと体力のある大学生に流れを切られている。7分に失点。あきらかに集中力がない。そして16分にはフリーキックを与えてしまい、キッカーに惑わされて失点。前半の立ち上がりに2点を背負う厳しい展開となった。

(写真は今期「SAGAWA SHIGA FC」から加入した20番の岩永)
前半30分までは順天堂大学にペースを握られる。パワーがあるのでボール際に強い。何度かシュートが枠に届くようになり、前半の終盤ではスピードに乗り始めた。そしてゴール前の混戦から田中がゴールを決める。前半はなんとか1−2で折り返した。

(写真は今期「水戸ホーリホック」から加入の2番の村田」
ハーフタイムでは監督から強い語調で叱咤される。それで息を吹き返したのか、後半はスピードを持ってボールがつながり始め、一方的に浦安SCが攻めるようになる。その立ち上がり3分にいきなり田中がヘッドで本日2点目をゴールに打ち込む。

教科書通りと言って良いようなヘッドがGKの重心の反対側に低めに突き刺さった。
これで試合は振り出しに。サッカーはすでに浦安SCが主導権を握る状態となっており、ゴール前でも面白いようにボールがつながる。それで気を良くしたのか、全体的に前に攻め上がっていたその間隙を突いて順天堂大学が少ないボールタッチでゴール前にボールを運び、薄くなった守備をかいくぐってゴールを決める。2−3とまた突き放された。
そこに待ってました長谷川太郎の投入。秋葉、清水、長谷川とボールがつながり、シュートの本数が増え始める。順天堂大学はファールの回数が増え、明らかに焦りが出始める。
長谷川の惜しいシュート。この段階でサポーターは「いつゴールが来るのか」と負けているのに安心して見ていられた。
そして35分、左奥からのフリーキックをトミーが蹴り、右側にいた長谷川がきっちりとゴールを決める。また試合を振り出しに戻した。
さぁ、次にヒーロとなるのは誰か?それは浦安JSC時代から浦安を引っ張って来た秋葉勇志。JFL、Jリーグを渡り歩いて今期浦安に帰って来た。高い跳躍力で身長差をモノともせずにヘディングをジャストミート。なんと後半45分。

ここに秋葉劇場が用意されていた。
残りのアディショナルタイムは順天堂大学のロングボールを跳ね返しながら試合が終了した。
パワーの順天堂大学とスピード&テクニックの浦安SC。決勝戦としての名を汚さない素晴らしい試合だった。
浦安SCは3試合すべて先攻されてしまい逆転での勝利。後半になって追いつき、そして決勝点を叩き込む姿勢は底力がついた証拠だ。負けていても乱れずに自分達のサッカーをやり切る姿勢。見ていても焦りを感じない。

ジャッジもクリーンで的確だったと思う。ご苦労さまでした。

昨年は表彰式があり、優勝トロフィーをいただけたが、今年は別な場で行われるそうです。応援ありがとうございました。
4月7日に関東リーグが開幕します。今年は2部優勝を狙います。