関東サッカーリーグⅡ部前期9節　対神奈川教員SC

現在関東リーグ２部の神奈川教員SCとの試合。マッチコミッショナーミーティングで、マッチコミッショナーが「１位と２位のチームが激突する、ということで激しい展開が予想されますが、お互いにフェアプレイで臨むように選手に徹底してください」と挨拶があった。
浦安SCは負けても勝ち点差が４あるので１位をキープすることは出来るが、前半最後の試合に勝って負けなしで終わりたい。一方、神奈川教員SCは昨日３位のVONDS市原が５−０で勝利しているので、負けると間違いなく３位に陥落する。緊迫した試合が予想された。しかし結果的に浦安SCのワンサイドゲームとなった。
今日のボールボーイは中学１年生たち。

４、５日前の天気予報では雨だったが、蒸し暑い曇り空のなかキックオフは神奈川教員SCで始まった。浦安SCはあっという間にボールを奪い、左サイドからセンタリング。開始数分ですでにシュートを何本か放った。公式記録では前半でのコーナキックは神奈川教員SCが２本に対して浦安SCが６本。このゲームは攻めの姿勢が鮮明に出ていた。怪我で出場できない岩永に変わって先発した小林が、結果を出すという強い気迫を全身にみなぎらせている。

前半２７分、田中がドリブルで持ち込み思い切りの良いシュートでゴールを決める。

公式戦では対戦したことがないチームに対してまずは充分なプレッシャーをかけられたと思う。その興奮も冷めやらないたった１分後、今度は右サイドからドリブルであがった村田がセンタリングを上げると、左サイドから中央に飛び込んだ山崎がヘディングで決める。（動画でシュートシーンが見られます）
前半の危ないシーンはこのフリーキック。

休場明けの佐藤が弾いて事なきを得る。
前半は２−０で折り返した。
後半開始いきなり５分、清水がドリブルで持ち込んで左足でシュート。これが決まる。

その２分後、筆者がTwitterの打ち込みをやっている最中に左から中央に流したボールを相手がクリアミス。すかさず清水が「打て！」との声に村田が切れの良いミドルシュートを打つと豪快にゴールに突き刺さった！（写真なし….）これで４−０とほぼ試合を決めてしまった感。
後半１７分に小林が相手のファールで倒される。

イエローカードが出た。写真でみると明らかにファールで主審も見ているが、これに抗議をして更にイエローカードをもらい、レッドカードで退場処分。
ここで得たフリーキックを村田が正確にゴールクロスバーの真下に蹴り込むと、GKがこれを弾いてセーブ。そこにつめていた（先ほど倒された）小林が落ち着いてヘディングでゴールを決める。（動画あり）
１０名となった神奈川教員SCは戦力ダウンが明らかで、その後、浦安SCは田中が２１分、清水が３４分にそれぞれ本日２点目ゴールを決める。
田中のゴールは動画を見ていただくとわかるが、センタバックからたったの３タッチ（西郡ー＞秋葉ー＞田中がみな１タッチ）でゴールを決めている。
GK永井は本日ほとんど仕事らしい仕事がなかったといえる。

終わってみたら７−０の圧勝。正直ここまで差がつくとは思わなかった。前半９試合が終了して８勝１分け。４１得点５失点で２位のVONDS市原に勝ち点７の差（得失点差２４！）をつけている。（１位と２位が千葉県です！）

（シュートシーン他）
試合後に秋葉選手と話をした。今節圧勝の理由に、秋葉選手はメンタル面を上げた。
前節と前々節で均衡した試合を行ってしまったのは、これまで差を付けて勝っていたからだ。そのため、相手に強い攻めをさせてしまう場面でボールの扱いが少し（焦って）早くなってしまっていた。それが全体に落ち着きのなさを引き起こし失点につながる。前節終了後に選手でミーティングを行って、本来のプレイを振り返り、落ち着いてボールに対処しよう、と話し合った。
怪我で主力のスタメンが入れ替わった（岩永、トミー、都並がベンチ）し、決して開幕当初のような万全の体調ではないにもかかわらずこの強さを維持出来るのは練習の成果であり、秋葉や清水、そして長谷川といった熟練のリーダーがいるためだろう。
試合後の岩永は「２、３試合出られないと思うけど、今日の試合を見たら正直焦ります」と話している。現在得点王まっしぐらの岩永でさえ、スタメン復帰に不安を感じるぐらい控え選手のモチベーションも高い。
いよいよ来週から後半戦となる。不敗街道をどこまで突き進めるか、楽しみだ。

本日の得点
山崎１得点
田中２得点
清水２得点
小林１得点
村田１得点
累計
岩永９得点
清水７得点
トミー５得点
竹中２得点
田中４得点
山崎３得点
秋葉２得点
西郡２得点
村田２得点
小林２得点
長谷川１得点
佐藤１得点
村上１得点
（なお得点者は公式な記録ではありませんので公式には関東リーグの発表を確認してください）