2015.05.03

関東1部リーグ前期5節 ヴェルフェたかはら那須

ブリオベッカ浦安

VS

ヴェルフェたかはら那須

3
1 : 前半 : 1
2 : 後半 : 1
2

2015.05.03 - Kickoff 13 : 00

開催場 : 矢板運動公園陸上競技場

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ゴールデンウィークまっただ中。試合日程が発表された時点で移動手段が悩ましかった。例年この時期、千葉県からならバスを使うと渋滞で5時間はかかる。新幹線も予約が取りづらいうえに費用がかさむ。結局、選手は各駅停車で矢板まで向かい、渋滞覚悟で移動したスタッフの自動車で駅から矢板運動公園までピストン輸送することとなった。

選手によっては6時に出発。10時に着いたものの、更にピッチの温度は12時時点で31度と雲ひとつない快晴で太陽が降り注ぐ。日陰も少なく、疲労と暑さでコンディションを保つのは大変だ。

前節ではピッチコンディションを考慮してボールを大きく動かす戦略を取ったが、監督自ら数日前にピッチチェックをしてショートパスがつながると判断。「いつものサッカーで行こう!」と選手に伝わった。

この日から上松が先発に起用された。昨年の7月15日のレッズ戦以来の先発実に9ヶ月と半月ぶりとなる。

前半が開始されて選手の重々しさが伝わってきた。対するヴェルフェたかはら那須(以下ヴェルフェ)はミスの少ないパスワークでブリオベッカを翻弄し始める。攻めてもすぐにボールを奪われ、守りに転じる速度がいつもより遅く感じられる。

前半の11分、中央突破を試みたトミー。ペナルティーエリアで相手選手の足がかかり転倒。主審がすかさずPKを宣言した。蹴るのは田中俊哉。フェイントをかけながらしっかりと右隅にゴールを決めた。

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その後はサイド攻撃を加速してゴールを狙うも、ゴール前でシュートが枠に決まらない。村田のフリーキックも枠を外れてしまう。そんな前半33分にやや左サイドから突破され中央からゴールを決められる。ここからヴェルフェの動きが活発になる。多くの少年たちが「たかはら〜なす!」と応援をしている。ヴェルフェの選手も力が入る。

前半は1−1で折り返した。

監督としては1−0で前半を終了させ、中盤を攻めの選手に入れ替えながら残り10分で守備の強い選手を投入してしっかりと勝ちを得る戦略だったがこれが崩れてしまった。ハーフタイムには守りの選手達に厳しい叱咤。

これが効いたのか、後半は動きが良くなった。しかし後半13分にまたもコーナキックから失点。1−2と逆転を許す。

監督が動いたのはその10分後。動きの重いトミーに代わって坂谷を投入。前節で高い位置から落ちて頭と肩を強打。その週はあまり練習が出来なかった。これによって横の動きが出始める。

後半26分。左サイドから上松がクロスを上げると、田中俊哉が胸トラップをし、反転しながらヘディングでゴールに押し込んだ。ビデオを見ても分かる通り、かなり高度な技だ。俊哉の調子の良さがわかる。

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youtube 「https://youtu.be/CyHQ_0g1u1w」

トレーナーからは上松の起用は70分まで、とアドバイスされていた。70分(後半35分)にいよいよ交代かと監督が思案しはじめたその瞬間、矢部からの素晴らしいスルーパスに上松が反応してGKと1:1を制して左足でゴールを決めた!(冒頭の写真)

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上松が真っ先に駆け寄ったのがトレーナーの二人。

3−2と逆転し、すぐに岩永と交代。今年に選手生命をかける岩永は全力をつくしてボールを追いかける。監督の意図は明確だ。前線からどんどんプレスをかけてボールを自陣に持ち込ませない。GKに戻されたボールも徹底して拾いに走る。その意図は次の交代でもわかる。竹中に変えて相馬。本来得点を急ぐ交代ではないが、足の早い二人を前線に置くことでヴェルフェのパスの精度を落とし、ボールを蹴らせることが出来た。結果として中盤の選手がこれを奪ってキープ。そして終了のホイッスル。

上松は昨年に手術をし、地域決勝の際にはTwitter係。今年の千葉県1種選手権でもTwitter係でベンチ入りもまだまだだと思われた。年明けの新シーズンからもボールは扱えず、ひたすらリハビリに日々。メディカルトレーナー二人とフィジカルトレーナーと毎日相談をしながら徐々に負荷をかけながら苦しいリハビリを耐えてきた。

そして3節から途中交代ながら出場。守備と攻めのバランスの良さをアピールした。斎藤監督はこれを評価してこの試合からスタメンに起用。メディカルトレーナーからは70分までの約束だったが、動きがいいため監督もぎりぎりまで我慢した。そしてその70分にゴールを決めた。この奇跡のようなゴールは本人の努力と惜しみないサポートをしたトレーナーとの一体感のなさる技だ。

この試合で前半戦を折り返した。この5試合を通して感じたことがある。関東1部リーグのレベルは確実に高くなっている。昨年優勝をしたブリオベッカ浦安は昨年の下位のチームからの対戦となっている。しかし1試合とも気を抜くことは出来ない。むしろ負けも含めて危険なゲームが多かった。この日のヴェルフェも中盤のパスワークではブリオベッカを凌駕していた。

ブリオベッカ浦安は昨年の主力選手3名を手術によるリハビリで欠いた上に、GKの永井も体調不良でリーグ戦に復帰していない。昨年よりも失点が多いのはやはり守りのバランスがまだ十分に取れていないからだ。

一方で昨年よりパワーアップしたFWが活躍をするため、相手チームもどうしてもFWをマークしなくてはならない。そうなると中盤の選手がどんどんと横から飛び出してくる。監督もTwitterでつぶやいた通り、中盤とFWの攻めに関しては連携が取れており全く心配をしていない。

これから4試合は昨年上位だったチームとの対戦となる。上松の復活はグッド・ニュースだが、他の選手も疲労が溜まる時期。これからは組織力が試される。

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<本日のゴール>

田中俊哉 2点

上松 1点

<リーグ累計>

田中俊哉 4点

竹中 2点

坂谷 2点

田中(貴) 1点

笠松 1点

上松 1点

 

 

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